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エピローグ 愛された半魔 ページ18
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半魔の少女は自分は孤独だと思っていた。
ずっと自分は嫌われ者だと思っていた。
愛されたいと願った。
しかし、人間界のどこを旅しても、誰に会っても
そんな欲望は満たされなかった
そんな時にふと黄泉帰る記憶。
自分の犯した償いきれない罪。
味方がいないという絶望感。
そんな感情に、記憶に、身体は支配されてゆく
だけど、助けてくれる人はいた。
目が覚めた時に映りこんだ大好きな姉の顔。
合わせる顔なんてないと思っていた大好きな妹。
彼女たちはたくさんの罪を犯した私でも
変わらず大好きだよと言ってくれた。
彼女たちは最初から怒ってなどいなかったのだ。
人間界に来なくても、半魔は愛されていた。
──半魔──
それは人間からも悪魔からも嫌われる存在
だけど、大好きな姉と妹に愛されていれば
もう何も要らないんだと心から思えた。
──これは、事故をきっかけにすれ違ってしまったとある姉妹のお話でした──
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作者名：ねこ米 | 作成日時：2017年3月28日 23時
