六 ページ7
「ちなみに洋食和食中華フレンチ何がいい？」
坂「まかせます！」
「まじかー。えー、じゃあ洋食で。喫茶店にいきます」
坂「はいー」
少し歩いて十字路の角、黒レンガ造りのお店に入る。「二名、禁煙席で」と伝えると窓際の方を案内される。席は多いけど天井が高く奥行きがある、海外のカフェのような雰囲気。
向かい合うように座ると坂田くんにメニューを差し出した。
坂「なにしよー。おすすめある？」
「なんでも美味しいよ。あ、エッグタルトが絶品」
坂「タルト……じゃあデザートで頼もかな」
「私もそうする」
しばらくして「きまった！」と頷く坂田くん。定員さんを呼んで注文をすると「なあなあ」と呼びかけられた。「なあに」と首を傾げると、内緒話をするように声を潜める。
坂「なんかAっていっつもかっこいいよなぁ」
「かっこいい？私が？」
坂「扉開けたり、ソファー席譲ったり、メニューも差し出してくれるし」
「わりと普通じゃない？」
坂「それを普通だと思ってるのが大人って言うかさ、いけめん？彼氏ムーブが上手い」
「一応褒められてると受け取るわ」
坂「めっちゃ褒めてるわ。あれ、志麻くん見てるみたい」
「志麻さん……あの人はムーブっていうかもろイケメンじゃん」
坂「わかるぅ。いやでも気遣い上手いよなって話」
「それイケメンって言うのか？」
坂「いうわ。あれよね、彼女扱いされてる気分になる」
「えー、坂田くん彼女はだいぶきついな」
坂「え、だめ？？ 結構『かわいい』って言われるよ？？」
顎に手を当ててきゅるんと目をぱちぱちさせる坂田くん。あざとかわいい。かわいいって言われることを自慢する辺りほんとかわいい。
「だって、甘やかしてくれなさそうじゃん」
坂「え、Aちゃん甘やかしてほしいん？えー、かぁわいいなぁ」
「うざ」
坂「急に辛らつぅ。安心しな？オレの彼女になったらそれはもうたんまり甘えさせてあげるよ？」
ふふっと笑う彼は愛らしさは残るもののとても色っぽくて、グループの中じゃ一番年下の末っ子のくせに、ずるいくらいかっこいい。
時々こういう事されると弱いんだよな私。【ビターチョコデコレーション】とか【絶え間なく藍色】とか、そのへん歌ってる時の坂田くんみがある。
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ななき。(プロフ) - かんずめさん» かんずめさん！お久しぶりですー！だいぶご無沙汰しておりました。なんて嬉しいお言葉！好きなものを好きなようにかける環境があるのもかんずめさんのような読者さんがいてくれるおかげです。コツコツ書いていこうと思います！今作もよろしくお願いします！ (2021年12月26日 23時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - しおさん» お久しぶりですしおさん！長らくお待たせしまってすみません…。そう言っていただけると自分のペースで頑張れます！色んなところで雪降り出しましたね。たくさん服着込んで作品作り頑張らせていただきます！ (2021年12月26日 23時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 緇さん» はじめまして！コメントありがとうございます。たくさん読んでくださっているんですね？！ご期待に添えるように今回もがんばらせていただきます！(貴重なご意見ありがとうございます(´▽`人) (2021年12月26日 23時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
かんずめ(プロフ) - お久しぶりです。久々にななきさんの新作が出て舞い上がりました。ななきさんの作品が読めるだけでも嬉しいので、躊躇なく好きなように投稿してください！どの界隈の作品も好きなので！語彙力がなく上手く伝わるかどうか不安なのですが、無理はしないでください。 (2021年12月23日 20時) (レス) @page1 id: 6f646e69ca (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - ななきさんの作品が読めるこの環境だけで大変ありがたいことなのでどうぞお好きなようにしてください！毎日寒いですし、お体には十分ご留意くださいね (2021年12月23日 19時) (レス) id: 3a34b78acf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年12月23日 17時
