八《kuzuha side》 ページ8
葛「……まあ、お互い相手に完敗ってことで、引き分けとなりました。え？ボイス？そんなん知らん」
「ボイスはまたいつか、半年後とかにやろうかね」
葛「え、マジで？それ言うとほんとに半年後言われるぞ」
「んー……ま、それも一興ということで。お付き合い下さりありがとうございました。叶さんも忙しいのにわざわざごめんね？」
叶「いいよ、疎外感やばかったけど。いいもん見れたし」
葛「叶もあとで歌おう。なんかデュオのやつ」
「えー、ツイッターの方に、#くずA五番勝負 で感想くださると嬉しいです。ぜひ双方のチャンネル登録、よろしくお願いします。心優しい天使叶さんのも、お願いします。では、またどこかでお会いしましょう。シーユー、チュッ」
葛「うっわ…。対あり〜」
お互いの配信が切れていることをしっかりと確認して、ふたりして顔を見合せ長い溜息を着く。たった2曲歌っただけなのにどっと疲れた。
葛「お前やばくね？」
「君の方がえげつないから」
葛「なんなの？まじで」
「そっちこそなんだけど」
あの頃から格段に上手くなってるし、こう言っちゃなんだけど途中から勝負とかどうでも良くなった。
それくらいマジでかっこよかった。頬が高揚するほど興奮したっていうか、駆り立てられたよ。
それから3人でローテして、何故か勢いで叶の家で晩御飯食べることになって、フラフラになりながら叶の家に行った。
徹夜明けのドーパミンドバドバ状態と似てる。変に気分が浮ついて、前のめりで、何をやっても笑えてしまうような、ほんとに変な感覚だった。
AはAで酒を飲み出して、いつもカッコつけてる仮面が剥がれ思いっきり気を抜いていた。
一番まともでいた叶がいろいろ文句を言いながら世話を焼いてくれて、俺たちはそれに余すことなく甘えて、疲れてるはずなのに一向に寝なかった。
どこから歯車が狂ったんだろう。
俺が『ひと口』って言ってAのグラスを奪った時だろうか。
Aが酔って服に酒を零してシャワーを借りた時だろうか。
ふらつく相手をケラケラ笑いながら倒れそうになったお互いを支えた時だろうか。
いつの間にか俺たちは眠りこけていた。まるで恋や愛を間に据えた男女のように、身体を密着させお互いの熱を溶け合わせていた。
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ななき。(プロフ) - みりんさん» コメントありがとうございます！大人の方にも響く作品を作れたのかと思うと嬉しくなります！またお会いできるようにVTuberの作品頑張りますね！のんびりお待ちください…！ (2022年1月17日 16時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました…汗 意味わかんないくらい好きって初めて言われた気がします笑 VTuberの作品また書こうと思ってるのでのんびり待っててください！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - とこまるさん» コメントありがとうございました！すっかり遅くなっちゃってすみません！近々VTuberメインのお話書く予定です！葛葉さんメインもまた書けたらいいなと思ってるので気長にお待ちください！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
みりん - ヤバい、なんか知らんけど泣けてきた。ちなみに今34です。( ；∀；) (2022年1月17日 14時) (レス) @page34 id: cab5b300e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 意味わかんないくらい好きです (2021年11月6日 22時) (レス) @page50 id: 3103cb23ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年8月3日 21時
