三《kuzuha side》 ページ3
［───で、何キレてたの？］
勝負がつき一瞬の沈黙。そして一言。にやにやした顔が画面越しでもわかる。
葛「くっそ、なんか勝手に上手くなってんだけど、うざ」
［えぇ？私の質問無視の方向？］
葛「しかも100、たった100の差って、一番腹立つやつ」
［いやまあ、ほら、対戦相手との相性とかもあるしさ、うん、ね？］
葛「Aにフォローされるのが一番腹立つ」
［一番すぐに塗り替えるじゃん。マジでなんだった？］
葛「……いや、先日たまたまAの配信見てさ」
［へぇ、ありがと］
葛「誤タップで」
［そこ訂正せんでも……ほんで？］
葛「お前俺の事『弟みたいなもん』って言ってたじゃん」
［あー……うん、え、ダメだった？］
葛「俺の姉ちゃんはほんひまだけだから。姉ポジはほんひまにしか許してないから」
［うっわてぇてぇ。これはてぇてぇぞ。家族会議しよう。てかして。これは元ゲマズをゲストに呼んで盛大に祝おう。日頃伝えられない思いを……］
葛「あとぉ！」
［あー、はいはい］
急な投げやりな態度に突っかかりそうになるが話が進まないので続ける。
葛「『かわいくてからかいたくなる』だの『煽って怒らせて返ってくる反応が可笑しい』だの『構い倒したくなる』だの『照れさせたくなる』だの！なんなんすかあれぇ」
［いやしっかり見てるんだが。だめよ、それ。クラスメイトに話してた内容を家に来た時トイレ行ってる隙に兄弟にバラされたみたいな恥ずかしさある］
葛「早口でちょっと何言ってるかわかんないっすけどぉ」
［伊達さんきた］
葛「それ富澤さんだし……。とにかくあれが許せない。舐め腐りやがって。俺の事下に見てますよね？明らか俺を軽んじてますよね？小馬鹿にしてますよねぇ？」
［いや、いやいやいや、そんなことないじゃないか。僕は君を尊敬しているし、一緒にいてとても楽しいと思っている。そんな、下に見てるなんてそんな、僕らの仲じゃあないか。信頼関係あってこそのその、あの、あれじゃないか］
明らかに言い淀んでるしあわあわしてじゃねぇか。
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ななき。(プロフ) - みりんさん» コメントありがとうございます！大人の方にも響く作品を作れたのかと思うと嬉しくなります！またお会いできるようにVTuberの作品頑張りますね！のんびりお待ちください…！ (2022年1月17日 16時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりました…汗 意味わかんないくらい好きって初めて言われた気がします笑 VTuberの作品また書こうと思ってるのでのんびり待っててください！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - とこまるさん» コメントありがとうございました！すっかり遅くなっちゃってすみません！近々VTuberメインのお話書く予定です！葛葉さんメインもまた書けたらいいなと思ってるので気長にお待ちください！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
みりん - ヤバい、なんか知らんけど泣けてきた。ちなみに今34です。( ；∀；) (2022年1月17日 14時) (レス) @page34 id: cab5b300e5 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 意味わかんないくらい好きです (2021年11月6日 22時) (レス) @page50 id: 3103cb23ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年8月3日 21時
