ろくじゅうなな ページ20
こんな調子で答えていくこと10分弱。一体どこまで続けるんだ。そろそろ舌が痛くなってきた。あと息苦しい。酸欠。被り物きっついまじで。
ま「はい、じゃああと一周。それぞれから質問しますか」
「よし来い」
ま「誰から行く？」
う「じゃあ俺から。もし俺と掛け合いするってなったらなにやりたい？」
「あー、それ前に言いましたね。ボイスドラマとかですよね。何がいいかな…」
ま「ジャンルとか何やりたいみたいなのあるの？」
天「ひきまるでやった時は友達だったじゃん」
「そう。なにがいいかな……なんかこう、読みしだいでコメディにもシリアスにもなる感じがいいな。楽しそう」
坂「オレあれが聞きたいわ。あの、友達で、すごい仲良いんだけどお互い好きで、好きなんだけど言ったら関係が壊れそうでどっちも言えない…見たいな！」
ま「あぁ、両片思い的な？」
う「少女漫画じゃん」
天「坂田脚本書けば？」
坂「オレが？！え、いいの？逆にいいの？」
ま「じゃあ僕後ろの音楽作るよ」
天「じゃあおれはその歌詞考える」
「え、なら私イラスト書くね」
坂「最終的にうらさんに歌ってもろうて」
「揃ったじゃん！」
う「なんでだよw でも実際出来たら楽しそうだな」
ぜったい無理だって言わないところがうらさんの素敵なところだ。
天「じゃあ次おれの質問ね。目の前に100万円があるとする。何使う？」
「ちょ…」
天「貯金以外で」
「なんてこった嘘だろ。えー、えー、リスナーがなんか、喜ぶことを、する」
天「例えば？」
「それはみんなと相談してみる」
天「どうしようすごくいい子……」
ま「あ、じゃあ同じ感じで、僕達にやってほしいことある？」
「え、なんでもいいの？」
ま「法律に引っ掛からない程度になら」
「懐広しじゃん。そうだなぁー、じゃあとりあえずねぇ……」
坂「……ねぇ、被り物してるのになんでこんなに不気味に見えるのだろう」
う「おいまてこいつ俺たちに何やらせる気だ」
天「あんこくびしょーな気配」
向こうからは見えてないはずなのに視線が交わる。心配してくれてるんだなぁ。
「まふくん、みんなもそうだけど、しっかり寝て長生きしてね」
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作者名：ななき。 | 作成日時：2020年11月2日 15時
