三月のクローバーコレクト 3【声優】【学園モノ】

もういくつ寝ると ページ21

増「……はぁ、クリスマスかー。俺は今年もクリぼっちかなー。…あ、そうだ！」

入「どうしたの？」

増「25日さ、江口ん家でクリスマスパーティーしようぜ！」

入「え、ふつーにいやだ」

江「しかもなんでウチなんだよ」

増「だってオレと入野は家に親いるし、遅くまで起きたても大丈夫って言えばひとり暮らしである江口ん家しかねぇだろ？」

入「なんでクリスマスに男とクリパしなきゃいけないの。もう一度言うけどふつーにいやだよ」

増「えぇ〜、クラス会のクリパ行ったらぜったい暇だろ？いいじゃん！」

江「クラス会？」

入「…あー、そういえば副委員長が言ってたね。『イブの日にどっかのカラオケでやろう』って」

江「イブってことは、終業式の日じゃんか。夜からバイトなんだけど」

入「それまでの間ってことでしょ。けっこう集まるみたいよ？黒板に名簿があった」

増「オレのクラスもカラオケだぜ？早見さんの声を聞くために」

江「早見さん……あぁ、あの歌が上手い子？」

増「そうそう！歌手にもなれそうなあの子だよ。だから当日は暇なわけ。ねー遊ぼうよー、けっきょく期末考査の打ち上げも出来てないんだしぃー」

江・入「えーー……」

増「花月はどう？やりたくない？」

「………あ、うん、いいんじゃない？」




とりあえずそう言うと、まっすーは元気よくグーサインを出す。




増「よし！花月がやりたいんならやるしかないよな？」

江「……今絶対話聞いてなかったよな、A」

入「しかも聞き返すのめんどくさくてとりあえず賛成したよ……」

江「……はぁ、わかった。バイト始まるまでの昼からなら」

入「おれ忙しいのに………まあ、3時までなら別に」

増「よし！じゃあ25日にひとりひとつプレゼント持って1時に江口家集合な！」

江「はいはい」

入「なんでこんなに元気なの、まっすー……」

「え、……ねぇ、今何が決まったの？なんか25日に拓也ん家に集合って聞こえたけど」

江「あー、まあ、……そういう事だ」




私がぼうっとしてる間にクリスマスの予定が決まったらしい。まあ別にひとりだったし、予定があったわけじゃないけど。………まあいいか。




増「そうと決まれば！プレゼント選びだ！」

「なんかまっすー、テンションおかしくない…？」

江「はしゃいでんだろ。冬休みが近いから」

入「子供かよ……ww」




クリスマスか。今年のクリスマスは、雪が降るだろうか……。

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