軽い音楽どころじゃない ページ15
「で、私達は文化棟のほうか」
沙「はい、せんぱいたちB班は主に文化部や同好会のための棟の掃除をしてもらいます。使っている教室は事前にゴミをまとめてもらっているので、それの回収もお願いします！」
「りょーかい。じゃあいこうか、B班のみなさん」
大きな声で返事をするみんなを引き連れて、東側へ向かう。
(男子女子合わせて10人か。3年はいないし、とりあえず指示出しは私がやった方がいいかな……)
碧「あの……」
「………んん…」
碧「………あの…」
「んん……」
碧「あのっ！」
「わぁぁ！……びっくりした……。どうした？」
碧「……花月さん、ですよね」
「あ、うん。そうだけど、えっと……」
碧「生徒会の会計やっています、悠木碧です。本日よりB班の監視とお世話係を努めます。………よろしくお願いします」
「あ、そうなんだ。よろしく」
碧「はい。それで、あの…」
『ん？』と聞き返すものの、そこから口をパクパクさせて声を出さない。やがて、諦めたように『いえ、なんでもないです』と言い捨てられ先に行ってしまった。
なんなんだかよく分からないが、随分大人しい子のようだ。メガネかけてたし。
その後、指示を出しつつテキパキと掃除を進めていく。みんな意外と真面目に取り組んでくれているようだ。
「失礼します、生徒会主催、清掃ボランティアのものです。ゴミを預かりに来ましたー………ってあれ？」
K「お、Aじゃーん。なにしてんのこんなところで」
「だから清掃ボランティアですよ。ケンさんたちは練習ですか？」
K「そうそう。夏休み明けの文化祭用にな」
「へぇ、ちなみになんて曲を……」
蒼「A？A、A………あぁ！！も、もしかしてせんぱい、新歓ライブでキーボードやっていた方ですか！」
「あぁ、うん。そうだけど」
蒼「わぁぁぁ！ずっと会いたかったです！握手してもいいですか！？」
「えぇ、もちろん。今掃除で手汚れてるけど……」
間に入っていたのは、綺麗な顔をした男の子だった。
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ななき。(プロフ) - 春さん» こちらにもコメントありがとうございます！これからも気長にお付き合い下さい！ (2019年10月20日 13時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
春 - 新作おめでとうございます！応援してます！(^-^)v (2019年10月20日 10時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2019年10月19日 21時
