�将�.Doll ページ21
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ひんやりしたタオルがのった頭を抑える。ゆっくりと目を開けると、そこには見慣れた天井があった。
「………ここは？」
天「あなたの家ですよ。そしてここはあなたの部屋」
「………ツキ」
天「お早いお目覚めで助かりました。一日過ぎれば奥様たちに連絡をしなければならない所だったので」
「待ってくれたんだね。……ありがとう」
天「…別にそういうんじゃありませんよ。おかゆ、食べれますか？」
「……うん。………あの、レンゲを」
天「持ち上がってないじゃないですか。僕がやりますよ」
ふうふうと息をふきかけおかゆを覚ますツキ。
天「はい、あーん」
「………子供の頃みたいだね」
天「貴方は昔っから無茶ばかりする。変わりませんね」
「うっ、………その度にツキやクロが助けてくれたよね。あの時も……」
天「………ほら早く。冷めますよ」
「そんなに早くは冷めないよ」と笑って、差し出されたレンゲに口をつける。梅干しと、黒ごまと、少しのお塩。そして甘いお米。優しい味だ。
「………うん、ツキの料理は相変わらずおいしいよ」
天「おかゆなんて上手くなりたくないんですけどね」
「…うっ…………怒ってる？」
天「当たり前です。どうしてあんなところ行ったんですか」
「………と、友達に、誘われて…」
天「友達ってのは一緒にいた4人？」
「うん…ゲーセンって行ったことなくて、はしゃいじゃって。それで……」
天「イヤープラグの電源が切れてるのに気づかなかった…？」
「………はい」
目をつぶって頷く。
天「これは、あなたを守る盾なんです。あなたを傷つけないためのお守りです」
「……はい」
天「絶対に人混みの多いところには行かない。必ずイヤープラグの替えを持ち歩く。約束でしたよね？」
「はい、ごめんなさい……」
天「………はぁ」
ツキの溜息にビクッと身体を震わせる。ツキは真っ直ぐ私の瞳を見つめ、微笑んだ。
天「あなたの耳は特別なんです。ちゃんと大切にしてください」
私の耳を塞ぐように、そっと手を添えるツキ。
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ななき。(プロフ) - Noel*26さん» 見つけてくれてありがとうございます！！タイトルについては後で解説？するつもりですwこれからもよろしくです！ (2020年1月21日 21時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
Noel*26(プロフ) - ちょっと待って好き過ぎる。高評価お気に入り登録失礼します、更新頑張ってください（ ＾ω＾）（和訳タイトルが運命の年の少女だと思った私を殴りたい） (2020年1月21日 0時) (レス) id: 3a6dfc07f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2019年12月29日 17時
