検索窓
今日:16 hit、昨日:3 hit、合計:13,379 hit

同盟 ページ20

何やかんやあったが、交流会が終了した。
初日は決着が付かず、二日目の野球によって今年の勝者が東京校に決まった。



試合中はずっと悠仁を携帯で撮影していた。彼がいなくなった時には、写真の1枚すら無かった。今度は悠仁を残しておけるように、写真もたくさん撮らなければ。

それに加えて、吉野くんと喋った。
分かったのは、彼も悠仁が大好きだということだ。

彼も彼の母親も、悠仁に助けられたという。
手を振り回しながら語る彼に、自分と同じ波長を感じ取った。

『吉野くん』


おれが声をかけると、吉野くんはぴたりと口を止め、はっとした顔をしておれに視線を合わせた。
彼の片目と見つめ合い、そのまま目で会話する。


どれだけの間そうしていただろうか。

おれは勢い良く車椅子から立ち上がった。
同時に座っていた吉野くんも立ち上がる。



おれたちは無言で、固く握手を交わした。









そしてここに、虎杖悠仁同盟が爆誕したのだった。








その後、それぞれ座り直したおれたちは、同盟の内容を話し合った。
同盟の大枠は、
1にお互いが知り得る悠仁の情報を共有すること。
2に純朴な悠仁をやばい人達(主に五条先生)から守ること。


その他は必要であれば順次追加していくことになった。


おれは同担大歓迎派だ。
自分の好きを語れて、共感してくれる人なんてこれまでいなかった。
しかも、吉野くんとは映画の話もしたが、彼は相当なオタク気質だ。

楽しみで仕方が無く、胸が踊った。

名付け→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 虎杖悠仁 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月裏 餅 | 作成日時:2022年3月3日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。