検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:5,304 hit

〈15〉 ページ15

バイト終わりに向かう先は、何も見えない暗闇。


勿論、顔も自分の手すら見えない。


此処で生活出来るなんて、本当に凄いと思う。


どうして大丈夫なのか聞いたことがあるけど


「此処の地図は頭に入っているからね。それに真っ暗な闇の中だが、ある程度なら目が慣れる。」


って、あっさり返されたなぁ。


この地下に通いはじめて1年。


今日も地下に入ればすぐに手を引かれて、少し行った辺りに手を繋いだまま座ってお喋りをする。


心臓が早く鳴る。


暗闇で良かったと思う。


この気持ちに気がついたのは半年くらい前。


私は









太宰さんのことが好き。









人を好きになるって分からなかったけど、好きになってみたら凄くて驚いた。


毎日の景色がキラキラしてる。


会うことも、手を繋ぐことも楽しみで、嬉しくて。


暗闇だからバレてないと思うけど、顔は熱くて赤くなってると思う。


今日の出来事を話せば相槌をしてくれる。


私はこの想いを伝えたい。


伝えたら・・・太宰さんはどう思うのかな。


太宰さんの手が少し冷たく感じるのは、私の手が熱いからかな。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お久し振りになってしまい、大変申し訳ありません・・・。

本当にバタバタと忙しくて・・・。


久しぶりな上に、本編も短くてごめんなさい。


亀々更新ですが、きちんと完結目指していますのでよろしくお願い致します。


太宰さんの曲で涙、中也の曲で胸が踊ったりと文ストに相変わらず癒されています。


映画、楽しみです。


2017.11.26 月宮 柚妃

〈16〉→←〈14〉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:tukimiyayuzuki | 作成日時:2017年9月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。