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ポートマフィアの構成員を買収して、荷を横流しさせ、売り捌いた挙げ句、薬の売買を買収された構成員を利用してポートマフィア内に浸透させようとした。
ポートマフィアは薬禁止。
そんな物に手を出せば処刑。
そんな買収された構成員、喧嘩を売ってきた組織諸々を殲滅。
大きな組織で建物も大きければ、人数も多い。
指揮官は太宰さん。
構成員には立ち位置、作戦内容の書面が配られてある。
勿論、状況で変わることもあるので、その都度指示は出される。
私も何度も確認した。
銃の準備も、動きも頭で何度も繰り返し確認。
気になることは、
『太宰さん。この位置だと、銃撃戦の前線に出過ぎではありませんか?』
指揮官でしかも一番立場が偉い人が居る位置ではないだろう。
この位置だと万が一が起こっても可笑しくはない。
「あぁ、良いのだよ。」
「青鯖の趣味なンざほっとけ。」
『趣味ですか?』
前線の銃撃戦の真ん中辺りにいることが?
車の中での、言い争いが止んで返ってきた言葉の意味を考えたが
「今までも中々当たらなくてねー。」
「このジサツ嗜好者。」
『ジサツ嗜好者!?』
言われてみれば、不思議なことは何度か合った。
でも、私も仕事を覚えるのに必死であまり気にかけていなかった。
『止めてください。太宰さんの怪我は移せないんですから。』
異能力無効化で太宰さんの傷を移すことは出来ない。
「ふふ。さて、着いたよ。始めるとしようか。」
任務開始だ。
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作者名:tukimiyayuzuki | 作成日時:2017年8月23日 13時