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何・・・この感覚・・・気持ち悪いし、頭が割れそう。
「起きてるか?」
『え・・・?』
何で人の声・・・というか、この声は雅貴さん?何とか目を開けると・・・。
『・・・あれ?』
「入るぞ。」
起き上がれない・・・気持ち悪い。
「そのままでいい。二日酔いだろ。」
『これが・・・。』
まさか自分が二日酔いになるなんて。
「初めてか。」
『・・・はい。』
「記憶は?」
そう言われてみると・・・。
『・・・無い。』
何も覚えていない。
『うそ・・・森岡先生が帰ってからの記憶が思い出せない。』
「だろうな。そんな気はしていた。」
『私・・・何かした?』
恐すぎる、記憶が無いなんて。でも、それよりも。
『頭痛い。』
酷い頭痛。
「水、置いておく。とにかく寝ていろ。」
『・・・はい。』
「素直でよろしい。」
そのまま眠りについた。
目が覚めると夕日の色が視界に入った。水を喉に流すと、とても心地好い。
それから部屋が合宿の時の宿舎だと分かった。
『何でここに?』
「復活したか。」
『雅貴さん!』
「おっと。」
急いで駆け寄り、
『教えて!!昨日のこと!!』
詰め寄った。
「まぁまぁ、落ち着け。」
雅貴さんから聞いた話では、どんどん飲むペースが早くなり、話す内容はコロコロ変わり、足がふらつき、帰した後が心配でこの宿舎に寝かせることにした、と。
とりあえず、状況は理解したけど・・・。
『ご、ご迷惑をおかけしました・・・。』
何てことしてるの・・・私・・・!
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作者名：月宮 柚妃 | 作成日時：2023年3月26日 19時
