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やることリストは弓に関することも、部員の皆と会うようなことも何も無かった。
「いいか?」
『はい。』
夕方、部屋にいると声を掛けられ、縁側へと出た。
「女子には紹介しておこうかと思うんだが。」
『何かあったの?』
「男ばかりで不安を持っているかもしれないだろう。」
それはそうかもしれない。
「無理にとは言わないが。」
『いやいや。そう言われて断る程、病んでない。』
「ははは、そうか。ここで待っていてくれ。」
そうして少しすると、話に聞いていた女子3人が雅貴さんと一緒に現れた。
「え。」
「女性の方がいらしたのですか?」
「いや、もしかして・・・。」
『待って。何で何も言わないの。』
3人が困っているというか、見ちゃいけないもの見た、っていうような顔してるから。
「悪い悪い。」
『絶対悪いと思ってない。』
楽しそうだもん。
話に聞いていた通りのイメージの子たち。
『はじめまして。驚かせてごめんなさい。入枝Aといいます。』
「合宿の裏方を手伝ってもらっている。」
『合宿中は私もいるので安心してもらえたら、と思います。』
パァッと明るくなった顔に、安心してくれたんだとホッとした。
「男子には内緒だからな。」
「何故ですか。」
「何故だと思う?」
何、この無意味な問いは。
「下僕だから?」
「女性がいると知ったら、矢張り男子は舞い上がるからでしょうか。」
「滝川コーチが男子に入枝さんを会わせたくないから、とか。」
皆それぞれ回答するけど、どれも違う。原因は私のせいなのだから。
「全部正解だ。」
『「「「え。」」」』
いや、視線、視線が痛い。
『時間、いいの?』
「そうだな。戻っていいぞ。・・・なんだ。」
視線の嵐は雅貴さんに移っていった。
「お邪魔ってことかな。」
「私、顔が熱くなってきました。」
「二人とも、ほら、行くよ。失礼します。」
『え、あの・・・。』
絶対に色々と勘違いしたままだよ。
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そのおかげで現在、27話まで執筆が進んでいます。
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今後ともよろしくお願いいたします。
2023.3.29 月宮 柚妃
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作者名：月宮 柚妃 | 作成日時：2023年3月26日 19時
