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月島side
「じゃあな、山口。」
「うん、頑張ってね。」
「谷地さん、大丈夫?」
涙をこらえる谷地さんの顔は凄いことになっている。
「日向、し、死なないでね!」
「谷地さん!不吉なこと言わないで!」
「A、またな。」
『うん、気をつけてね。皆で待ってる。』
「うん。」
そして、差し出された手。
「僕はいいよ。」
「最初と最後は握手するだろ?」
何、このくだり。
あの最初の3対3の時と同じ。
ニヤニヤしている顔をしてるってことは分かってやってる。
「最初でも最後でもないでしょ。」
「いいか〜っら!」
「うわ!」
そこまで再現しなくていいから!
「懐かしいなぁ。」
感慨深そうにしてるけど
「山口うるさい!」
「はは!よし!」
全員と握手した手を握りしめ
「いってきます!!」
『「「いってらっしゃい!!!」」』
周りの人たちが驚いてるから。
手をこれでもかと振りながら跳び跳ねていなくなった。
「さーて、日向も頑張ってるし俺らも負けてられないな!」
菅原さんが締めてくれて解散。
僕たちは折角だからとカフェに入った。
近況報告や部活時の話、主にAと谷地さんがメインで山口も楽しそうに間に入る感じ。
「お仕事、どんな感じ?」
『スポーツやってる人のお手伝い出来るのが嬉しい、がやっぱり1番かな。』
それが叶っていること、嬉しくて
『もちろん、大変なこともあるけど、皆と同じでそれだけは変わらないから。』
だから大丈夫。
「Aちゃんもキラキラしてるね。月島君、そろそろ慣れても▪▪▪ね?」
「そうだよツッキー▪▪▪月宮、1番はツッキーだよね!?」
『ふぇ!?』
「僕、何も言ってないけど。」
怒ってないし。
『スポーツやってる人のお手伝いしたいのはお仕事として。私が1番応援してるのは蛍だよ。』
「知ってる。」
もちろん。
「山口君、この二人は私たちの前だからこうなのかな。」
「どうだろう。惚気を外で出来るくらいには仲良いってことだよね。」
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こんばんは。
ハイキュー!!の日。
素敵な1日、ありがとうございました。
ハイキュー!!を知らない人がハイキュー!!と出会えたらいいなと、思ってしまいます。
ハイキュー!!熱は冷めないです!!
お騒がせしました。
2021.8.19 月宮 柚妃
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作者名:月宮 柚妃 | 作成日時:2021年8月11日 20時