検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:25,765 hit

〈177〉 ページ27

「教えない。」


同じく▪▪▪


『ひ、秘密!』


「聞きたいけど、聞いちゃいけないのも分かる気がする〜!!」


仁花ちゃん、ごめんね。でも、これは言わない。


私だけの秘密。


「先輩たちには?」


『実は▪▪▪』









昨日、山口と仁花ちゃんと別れた後、先輩達が集まってくれていた処へ。


『お待たせしました!』


先輩が見えて走って行けば


「大丈夫だよ。」


優しい清水▪▪▪いや、清子先輩。


「それで?話があるんだろ?」


澤村先輩の声でこちらに集中する視線。


「あれだろ?け▪▪▪っんご!」


何か話そうとした菅原先輩の口を東峰先輩が塞いで、澤村先輩が頭へチョップ。


「だ、大丈夫ですか?」


「すまん、気にせず話してくれ。」


頷いて蛍の方を向けば、一瞬だけ目が合ってすぐに先輩たちの方へ。


「結婚することになりました。」


「うぉーーーーー!!!」


「『!?』」


び、びっくりした▪▪▪田中先輩の泣き叫びに。


「ついにかぁー!!!」


「嬉しいんだよ。」


田中夫妻にそう言われて照れてしまう。


「いや、もう本当、嫁に出す気分だ。」


「わぁ▪▪▪まじか。何か俺泣いちゃいそう。」


「何で旭が泣くんだよっ。まぁでも俺も感動してる。」


先輩たちが感動してくれることに感動しちゃう。


『なかなかお会い出来ない先輩方含めて、改めてメッセージやお手紙でご報告させていただきます。』


「よろしく。」









『昨日、報告済み。』


「何か▪▪▪こう▪▪▪もう▪▪▪!!」


『とりあえず、拭こうよ、顔。』


涙でぐちゃぐちゃになっている仁花ちゃん。


黙々と食べる影山。


言い合いをしている蛍と日向。


それにツッコむ山口。


この仲間たちは自分のことのように喜んでくれている。


大切な大好き仲間たち。


『烏野のバレー部に入って良かった。』


そう言うと皆凄く良い笑顔になった。

〈178〉→←〈176〉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
159人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 月島蛍 , 月島
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月宮 柚妃 | 作成日時:2021年8月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。