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翌日の夜。
仕事終わりに蛍が迎えに来てくれて向かった先は居酒屋さん。
通された席に行けば、もう皆が揃っていた。
『ごめんね!遅くなって!』
「お疲れ様。皆揃ったばっかりだから大丈夫だよ。」
「お疲れ!月島、A!」
「うす。」
「お疲れ、月宮。」
「昨日思ったけどら残念ながら背はあんまり伸びなかったんだね。」
「このっ▪▪▪月島コノヤロー!」
廊下側から私▪蛍▪山口、日向▪仁花ちゃん▪影山の席順になった。
今日だけ皆の予定が合うってことで、前から集まる約束をしていた。
日向はブラジルの時の話から今日の試合までのことを。
影山は卒業後からのバレーの話を。
仁花ちゃんはデザインの会社に就職することや経緯、それから私とたまに会っていたことを。
山口は大学でも蛍と仲が良いことや就職先のことを。
私も仕事の話をしたりして。
蛍は話すというより、聞かれて答える。
「あのさ、」
そう切り出した蛍は
「僕たち、夏に結婚するから。」
えっと、誰も何も言わないし、影山に至っては何か頬張ってるんだけど。
「ついになんだね!」
『ちょ、仁花ちゃん、急に泣くの何!?』
「結婚かぁ、俺にはまだよくわかんないけど。おめでたいな!」
「結婚してなかったのか。」
『影山?』
何かこっちが動揺するよ。
でも、
『ふふ。』
うん、烏野バレー部だ。
「すっごくベタな質問したい!」
「嫌だ。」
「まだ言ってないのにぃ。月島くん!」
「どうせ、プロポーズは、みたいなのでしょ。」
「うっ▪▪▪。」
プロポーズは▪▪▪
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作者名:月宮 柚妃 | 作成日時:2021年8月11日 20時