検索窓
今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:25,768 hit

〈152〉 ページ2

月島side


1月末。


『仙台、久しぶりな感じ。』


「試験以来だからじゃない。」


約束していた日。


『ここ!』


Aの職場の場所を確認して博物館の期間企画の恐竜を回る。


「A。」


『ん?』


眺めていた化石からこちらに視線を向ける。


「一緒に暮らそう。」


あ、固まった。


「A?」


『あ、え、ん?二人で?住むってこと?』


それ以外に何があるんだ。


「他の人とか嫌なんだけど。」


『蛍のお母さん、お父さん▪▪▪』


「もう言ってあるし許可も貰ってる。」


話した時は一瞬驚いていたけど、すぐに許可してくれた。


「で。」


『私は▪▪▪もちろん、嬉しい。』


驚いた顔から嬉しそうになる表情を見てホッとした。


「じゃあ、行くよ。」


『どこに?』


「物件見に。」


『え!?』


手を引いて遠くない不動産屋に向かう。


親と▪▪▪まぁ、兄ちゃんがいた時もあったけど、何度か来て下見をしてある。


「何個かすぐ見られるから。」


不動産にも数日前に連絡してある。


「大学とAのジムの近くでよさそうな所。勿論、他にもあればそっちも見に行こう。」


『わぁ▪▪▪!』


▪▪▪その表情は想像以上で


『▪▪▪あれ?蛍、何でそんなに驚いた顔してるの?』


こっちが驚く。


「そんなに喜ぶと思わなかったから。」


『嬉しいよ!これからを過ごす場所を蛍と見られるんだと思ってたけど、住むってことは本当に▪▪▪なんて言ったらいいかな▪▪▪とにかく、嬉しいの!』


「そう。」


『蛍、顔キラキラしてる。』


「なにそれ。」


どういう現象なんだ。


『格好良いってこと。』


それはこっちの台詞。


「Aの方がそうなってて可愛いから。」


▪▪▪なんだこれ▪▪▪端から見たらバカップルみたいじゃないか。

〈153〉→←〈151〉



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.1/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
159人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 月島蛍 , 月島
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月宮 柚妃 | 作成日時:2021年8月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。