【短編集】つきのみやこ【ツキウタ】

【卯月新】いちご牛乳購買戦争 ページ6

決戦の時までのカウントダウン



スリー，


ツー，


ワーン…





…キーンコーンカ「ありがとうございま…!!!」

『ありがとうご…!!!!』




スタートダッシュは、まぁまぁってとこ




「こら卯月！中空！！挨拶までしていけ！！！」




でも今日は、相手の方も調子よさげ




『だってよ卯月くん』

「だってよ中空さん」




階段を3段飛ばしで駆け上って

人が出始めた廊下をダッシュ

ここまでは互角

約50ｍの廊下を抜けると角を曲がる

ここでいかにスピードを落とさないかと、

インコースに入れるかが大きなポイント




「なかなかやるじゃねーか」

『手を抜いてくれてもいいのよ？』




ラストスパート

残った力を振り絞ってただ走る

そしてーーーーー…





『わっしょいやぁ！！！！』

「く…っ 覚えてろよ」




勝者と、敗者が決まる





『いいバトルだった。とくに最後の、いちご牛乳を、取り損ねてからの受け身…素晴らしかった』

「そっちこそ、いいひねりで躱したな…おかげで標的を見誤ってしまった」





いちご牛乳購買戦争。

我が校の1日たったひとつ限りの宝(いちご牛乳)をめぐって起こる、2人の男女の至極熾烈な戦争である。



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タイトルだけ考えてたから、今作った

要するに、ひとつのいちご牛乳をめぐって新と夢主ちゃんがバトルするっていうね

でも私の中では恋愛小説なのね。

オチはわかんないけど(())

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