呪術の天才はバレーの天才-弐-

陸拾仇話:鍵は揃う ページ19

国見side
国見「日向」

日向「なんだ、国見？」

国見「手、貸して」

日向「おう！」

『何してるの？』

国見「Aの封印された力を鍵(俺たち)で開けるため」

『封印された…力？』

五条「〈ニコニコ〉」

『何笑ってんだよ』

五条「まさか彼らだったとはね…」

『何が』

五条「Aの鍵が」

五条さん(この人)はAの“闇の力”が封印されていたことを知っていたのか。

言っていたAが“倒れた”っていう理由がなんとなく想像がつく。

俺たち(鍵)が無い状態で無理矢理闇の力をこじ開けたんだ。それで失敗した。鍵のない金庫をこじ開けようとしても自分の身体が怪我するのと同じ。

大丈夫だよ





俺たちがいるから

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