其の肆拾参 ページ44
・
少女、いや美少女がこちらを向く。
「…」
『…』
無言。とても気まずい。
『ええと…あのですね、ここらで金髪蒲公英を見かけませんでしたか？』
無言で近くに咲いていた黄色い花を指す。確かに黄色いけれども。人間の前に蒲公英ですらないわ。
『すみません人間です、蒲公英と見間違うぐらいの』
きっと蒲公英の妖精です。
「…」
美少女がコインを高く放り投げる。つられて一緒に上を向く。待って、急に上向いたから首攣ったかも。
落ちてきたコインを手の甲でキャッチする美少女。
出た面は、表。
「…あっち、真っ直ぐ」
そう言って私の左前のほうを指す。おっと危ない、教えてもらっていなかったらどんどん遠ざかっていたかもしれない。
『有難う！…貴女のお名前は』
また、コインを高く…ってこのくだりまたですか。
今度出てきたのは裏だった。
すると、くるっと反対を向き何処かへ歩いていく美少女。
・
待ってもしかしてこれでさようなら！？私の質問は無視ですか美少女さん！！
何というか独特の雰囲気のある子だった。急にどっか行っちゃうし、ほぼ無言だったけど可愛いから許す。可愛いは正義だ(ドヤ顔)
というかあの子、全く服汚れてなかったんだけど！！何の能力なの、服に超撥水スプレーでも付けていたの？
よく分からない子だった。もっと仲良くなりたかった…いや、まだチャンスはある。
兎に角蒲公英に近づけた…気がする。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラクター
我妻善逸
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月見うどん(プロフ) - 坂口さん» わかる。 (2020年6月11日 23時) (
レス) id: 6d114265c3 (このIDを非表示/違反報告)
坂口(プロフ) - 玄弥が本当にいたら、いいのに (2020年6月11日 22時) (レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
月見うどん(プロフ) - 坂口さん» ぶっきらぼうだけど絶対に優しいよね、兄弟思い。 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 6d114265c3 (このIDを非表示/違反報告)
坂口(プロフ) - 玄弥がお兄ちゃんだったらよかったな (2020年6月10日 22時) (レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
月見うどん(プロフ) - 坂口さん» 私も好き。かわいい。でもかっこいい。 (2020年6月10日 22時) (レス) id: 6d114265c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月見うどん | 作成日時：2020年5月31日 12時
