[急募]私にチート力を【鬼滅の刃】

其の参拾伍 ページ36

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とりあえずあの場を離れ、川の近くへ来た。体中についた血を洗い流したくて仕方ない。
というか飛び込みたい。


だって目の前にとても澄んだ川があるんだよ？澄みすぎて魚居るのか疑うレベルの。そんなの飛び込む以外の選択肢なんてないじゃないか！！！



『いやっほーーーーーーーーーっ！！！！！！！』




ざばんと水飛沫が立つ。何これ気持ち良すぎる、学校のプールより全然楽しい。ストレスも疲れも流されていく気がする。


善「えっ？嘘でしょ！？！？Aちゃん何やってんのぉぉ！？」


さっきまでのネガティブモードも忘れるぐらい驚いた顔している。めっちゃ口空いてるけど閉じた方が良いよ。


『何って水浴びだけど』


善「そりゃあ見たらわかるけどさ！？何で服のまんまなのぉぉっ？どうするのこの後！！！」


『だって裸になるわけにもいかないじゃん！！』



善「いや俺としては脱いじゃって全然いいんだけどね！？寧ろ嬉しいんだけど！！」



『大丈夫絶対脱がないから』



誰がこんな貧相な体見て嬉しいんだか。





でも。









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この後どうするか考えてなかったわ。









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やべ。









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善「Aちゃん楽しそうだし…俺もはいるぅぅぅっ！！！」





吹っ切れたらしい。まあ血みどろのまま居るのもなんだしな、勢いをつけて飛び込んできた。その水飛沫をもろに浴びた私はびっしょびしょだ。






『ねえ水が鼻に入ったんだけど！！！！痛い、涙出てきた！！』




善「濡れてるAちゃんも可愛いよぉぉぉ！！！というか扇情的」




『一度死の淵をさまよった方が良いよ善逸』

なんだろう此奴、一回はそういうことを言わないといけない呪いでもかかってるの？？？

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