[急募]私にチート力を【鬼滅の刃】

其の参拾参 ページ34

首を斬ったのは、目を瞑った善逸だった。








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『善、逸、、？』








・









恐る恐る声をかける。





さっきの善逸は、いつもとは全く違って見えた。静かで、とても速く、目に見えないほどだった。









・









善「あ、れ？Aちゃ、ん？」









善逸が目を開いた。逆にこれまで目を閉じてたの凄いな、寝ていたのか？


とりあえず安心感が凄い。
『善逸ぅぅぅぅぅぅぅっ！！！！！』

私はすごい勢いで善逸に抱きついた。ごめんよ善逸、めちゃくちゃ重いのに。


『善逸怖かったよぉぉぉぉ！！でも凄かったよ、かっこよかったよぉぉぉ！』

まじで違う人かと思った。だって命の危機が迫ってるときに急に出てきてさ、助けられてみ？どんな奴でもかっこよく見えるわ。それにしてもあんな強かったんだな、やっぱり顔面偏差値高い奴は例外なく強いのか。


善「Aちゃん！？！？え、俺今天国にいるの！？可愛すぎるんだけど、俺今なら死んでもいい！！！！」


そう言って顔がデレッデレになっている善逸。あれ、急にかっこよく見えなくなってきた。



不意に善逸が鬼の頭を見る。


善「ぎ、ぎゃああああああああああああああああああああっ！！！なにこれぇぇぇぇぇぇぇえ！！！！」







え、まさか覚えてない？？というか耳元で叫ぶな、うるせえんだよ。


善「え、ねえAちゃんこれ何！？なんで首が落ちてるの、こっわ！！！やばいやばいやばいやばいめっちゃ怖い顔してるじゃん！！！！」


『もしかして善逸寝てた？？』

善「うんそうだけど！？Aちゃん起こしたのに今度は俺が寝ちゃってさ、起きたら急にAちゃんに抱きしめられたから俺ほんとに天国に来たのかと思った！」





まじかよ、寝てたなんて。




『肝心な時にしか役に立たないんだね』



善「え待ってそれ褒めてる！？貶してる！？」


『善逸はそのままの方が喋りやすいよ』


寝てる時のほうがかっこよかったけどね。


善「何それ可愛い！！！結婚しよう！！」



『やっぱお前口閉じてろ』

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あずきいろ

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