其の弐拾漆 ページ28
猪を探し、かなり走った。だが私が遅いのか相手が速いのか、全く見当たらない。あれ、さっきのは見間違いだったのかな、善逸から逃げ出したいという潜在意識が働いただけ??少し心配になる。
…いや、そんな筈はない。
よし、最終奥義をだすか。私は精一杯息を吸った。
『親分ーーーーー!!!!助けて―――――!!!!!』
少しすると葉っぱが沢山ついた、猪が出てきた。
伊「A!!!どうしたんだ、鬼か???どこだ、戦ってやる!!!」
『いやそうじゃなくて』
伊「強くなったから俺様と戦いにきたのか??」
『その前に何でここに居るの???』
伊「鬼を倒すためだ!!!」
なんでだろう逆に悪役感ある。顔は、顔はいいんだよ??でもさ、猪被ってるとさ…
『すごいねぇ伊之助…私達にはそんな元気ないよ…』
私と善逸にはそんな元気ないよ。あ、善逸に関してはある意味元気か。ずっと叫んでるもんな。
伊「お前まだ弱いなら、俺が守ってやろうか??」
えええ優しい、可愛い。かっこよすぎだろ、反則だぞふざけんな。
しかし。さっきの善逸もほっとけない…あのままずっと待ってたら、あいつ絶対死ぬだろ。さすがに可哀想だからな。それにきっと(いや絶対)伊之助より善逸の方が料理上手いから。
『ごめんね伊之助、私一人で頑張るよ…』
ほんとは伊之助についていきたいが。ついていった方が絶対楽だけど。めっちゃ後ろ髪引かれるけど。
『親分と戦えるように強くなりたいから!!!』
いやほんとだったら絶対戦いたくないけど。
伊「そうか!!そんなに言うんだったらしょうがねえな!!俺様は親分だから許してやるよ!!」
ほんとなにこの子、めっちゃ可愛い。
『あああ伊之助可愛いぃぃ!』
ぎゅーっと伊之助に抱きつくと、割と本気めの腹パンが返ってきた。
伊「だから俺をほわほわさせんなって言ってるだろ!!!」
『伊之助まじ痛いから手加減して…』
そういえば伊之助名前覚えてくれてたんだな、完全に忘れられてると思ったよ。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラクター
我妻善逸
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月見うどん(プロフ) - 坂口さん» わかる。 (2020年6月11日 23時) (レス) id: 6d114265c3 (このIDを非表示/違反報告)
坂口(プロフ) - 玄弥が本当にいたら、いいのに (2020年6月11日 22時) (レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
月見うどん(プロフ) - 坂口さん» ぶっきらぼうだけど絶対に優しいよね、兄弟思い。 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 6d114265c3 (このIDを非表示/違反報告)
坂口(プロフ) - 玄弥がお兄ちゃんだったらよかったな (2020年6月10日 22時) (レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
月見うどん(プロフ) - 坂口さん» 私も好き。かわいい。でもかっこいい。 (2020年6月10日 22時) (レス) id: 6d114265c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見うどん | 作成日時:2020年5月31日 12時