王子様にならせて (ページ9)

今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:11,426 hit

【クラスメイトが5人】ページ9

そういえば、

「そうや、今日の部活、急遽練習試合しに来るらしいで」

『えぇ！もっと早く言ってくんないかなー.....』

「試合の準備頼むわ」

『りょーかいでーす』

「A！平野の応援頼むな！」

『マネージャーは全員の応援ですー』

嬉しいことに、高橋Aは我らがサッカー部のマネージャーなのだ

それこそなんで幼なじみくんのおる野球部じゃないのか謎

本人曰く、野球は飽きた、サッカーが好き、らしい

理由はなんであれ、同じ部活ってことが純粋に嬉しい

今までそれなりにこなしてきたたサッカーも、高橋がおるってだけで何倍もやる気になる

しかも、高橋は名マネージャーだ

今までマネージャーを募集していなかった男子サッカー部

それなのに、サッカーが好きなんです、と先生に直談判しに行った結果、今年から女子マネージャーが存在する事となった

高橋の熱意は本物で、

部室は常に整理整頓され、タオルやビブスはふわふわ、ドリンクはもちろん、スコアだってつけれる

極めつけに、常に笑顔でサポートしてくれる

そんな高橋見て、頑張らんとか出来るはずないやん

うちのチームがシュート決めた時の、ナイスセーブした時の、勝った時の、

『すごい！！おめでとうございます！！』

あの輝くような笑顔が見たくて皆頑張んねん

認めたないけど、やっぱ高橋のおかげや

なんて、絶対本人には言ったらんけどな！

『今日も期待してるからね、エース！』

「当たり前やん」

今日もとびきりの笑顔見せてもらうわ