王子様にならせて (ページ18)

今日:5 hit、昨日:7 hit、合計:11,422 hit

【幼なじみが8人】ページ18

なつちゃんがテレビに夢中になってるうちに、Aと一緒に片付けをする

「ほんと美味しかった！ありがとう！」

『よかった、けど、優太食べ過ぎだから』

「だってまじでうまかったんだもん」

『いっぱい作って正解だったよ』

『あれくらい勢いよく食べてくれたら作る側も嬉しいし作りがいがあるよ！』

「呼んでくれたら毎日でも食べにくっから！」

『それはそれで毎日大変になっちゃうじゃん』

ふふっと零れた笑みにドキッと鳴る心臓がひとつ

『片付け終わり！ありがとうね』

「どういたしまして」

「ていうか押しかけたの俺だし」

『そういえばそっか』

『なつのことも見てくれたしありがとね。
楽しかったみたいだし、また来て！』

「おう！いつでも！」

それからトランプで遊びはじめる

トランプ激弱な俺

「優太お兄ちゃんなつよりよわーい！」

きゃっきゃと楽しそうなピンク色

まじか、、なつちゃんにまで負けちゃったじゃん

なつちゃんがうとうとし始めたところでしあわせタイム終了

ベッドに連れてくの手伝おうか？って聞いたけど大丈夫！って

また明日ね、と手を振って高橋家を後にしたのは夜の9時半

家に帰ると意外と早かったわね、と母さん

いつもこれくらいだしー

でも、なんか忘れてる気がすんだよな

なんだっけ？

思い返すも、浮かんでくるのは楽しそうなAの顔ばかり

俺なんでAの家行ったんだっけ？

結局当初の目的は思い出せなかった

でも、なんだか嫌な感じがして

Aにメッセージを送った