十六夜の巫女 ４

$88$ ページ5

起き上がるとベッドの上で見慣れた風景が視界に入ってきました

沢田さんのお宅にある私の部屋

泊めて頂いていた時と何も変わっていない

ゆっくりと前に進み階段を下りると
リビングから賑やかな声が響いている

｢あっ！十六夜さん、大丈夫？｣

私に気づいた沢田さんが声をかけてくださる

｢はい、大丈夫です｣

｢Aさん、良かったです！｣

まるでダイブの様に抱きついてきたハルさんを受け止めると
獄寺さんも出ていらして

｢けっ、あんぐらいで倒れやがって
だから、女は嫌なんだ｣

本当の事なので言い返せないでいますと

｢とか、言いながら
獄寺が一番心配してたのな｣

爽やかスマイルの山本さんに噛みつくように反論する獄寺さん

｢心配なんかすっかよ！
心配してたのはオマエだろうが!!｣

｢ホントなのな〜｣

2人のやりとりを眺めていると
なんだか可笑しくてつい笑ってしまった


すると
皆さんの視線が集まっていました

｢笑った…｣

｢えっ？｣

沢田さんの呟きに問いかけるとリボーンさんが捕捉してくださった

｢A、声に出して笑ってたぞ｣

あっ…
何年ぶりでしょうか
何も意識しないで笑ったのは

｢Aさん、綺麗です！｣

｢ありがとうございます、ハルさん｣

キラキラと目が輝いているハルさんの方が私からすれば綺麗だと思うのですが…

｢初めまして、モレッティと言います｣


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お久しぶりです
更新が遅くなりました
本当に申し訳ありませんm(__)m

これからも
更新は気ままですが
小説は書き続けます！
読んでくださっている読者の方々には本当に感謝してます
もしよければこれからもお願いします！

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