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ランボさんの表情が一瞬固まり
水を打ったように辺りが静まりかえりました
じわりと服の色が変わってゆき
ランボさんの足下だけに水溜まりが出来上がりました
「うわああぁぁん」
ランボさんの泣き声をきっかけに教室中で騒ぎだした
「キャーーーもらしたーーー!」
「汚いーーー!」
「ツナの弟かよーっ」
汚いと言いつつ楽しそうですね…
私はブレザーを脱いで袖を捲り
机の横にかけてあった
タオルと体操服の入った鞄を持ち
近くの窓から開けながらランボさんの方に向かいました
「臭いが籠らないうちに
窓を開けてください」
Aのよく通る声に騒いでいた声が止んだ
「山本さん、すみませんが雑巾とゴミ袋を持って来て貰えますか?」
「任せとけ」
Aの的確な指事で窓が開けられた
私はランボさんを抱き上げ固定するため下からしっかりと支えました
「十六夜さん、汚いよ!?」
何人もの女の子達が驚いた様に声を上げました
きっと彼女達からすれば優しさなのでしょうが…
「大丈夫ですよ、腕は洗えばいいですしから」
皆さんに笑顔を向けてから
ランボさんの頭をゆっくりと撫でました
「A〜、ガマンできながっだ〜」
泣きじゃくるランボさんの顔をティッシュで優しく拭きながら声をかけました
「シャックが壊れていたのでは
仕方ありませんよ」
「うわああぁぁん」
「大丈夫ですよ
次、また頑張りましょう」
「う゛ん」
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革ベルト
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月見(プロフ) - ありがとうございます!今日はに直しました、また間違えがあればお願いします!! (2013年4月2日 19時) (携帯から) (レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - 金紅(ルチル)さん» 読んでくださったうえにコメントをくださり本当にありがとうございます!凄く、凄く、嬉しいです!これからも頑張らせて頂きますのよろしくお願いします! (2012年12月26日 13時) (携帯から) (レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
金紅(ルチル)(プロフ) - 1から読ませていただきました!面白い小説ですね!更新頑張ってください! (2012年12月24日 21時) (レス) id: a62c6a47fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見 | 作成日時:2012年11月3日 21時