$198$ ページ8
｢そこで倒れてた、外傷はないけど医療室に運んでおこうと思ってね｣
雲雀の声に怯えながらも、Aを自分だけでは運べないかもしれないと感じたハルは雲雀に頭を下げた。
｢お願いします！｣
雲雀は頷く事もせず、スタスタと医療室へと足を進めていく。
｢…ん｣
じんわりと感じる暖かさとなんとも言えない浮遊感に目を開けました。
｢起きた？｣
｢ひひ雲雀さん！｣
驚いてのけ反って落ちそうになった私を、雲雀さんは平然と支えたまま歩かれます。
｢起きましたから！
下ろしてください!!｣
さっきから、顔を赤くして僕の腕上で必死に僕の胸板を押すA。
顔が赤いのは慣れていないのと、気恥ずかしさからだと分かっていても、必死に叩く動作が愛らしくて下ろすなんてしたくはない。
Aは自分の力にかなりのリミッターが掛かっていてこれが本気だと思ってるけど、違うと分かっている僕には色々と危ない。
僕は二十歳を過ぎているとはいえ、今のAは本当に何も知らない14歳の少女なわけで、だから絶対に誘っているわけではない！
僕は理性をなんとか保ちながら治療室へ急いだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月見(プロフ) - エリザベス＠あぽい←さん» 遅いなんてことは絶対にないよ、コメントありがとう(*^^*)、頑張ります(｀・ω´・)ｂ (2014年2月16日 16時) (携帯から) (
レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス＠あぽい←(プロフ) - めっちゃ遅れましたが…。続編おめでとうございます！！ (2014年2月16日 16時) (レス) id: e4f608cc50 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - マカロンアイス（通称マカロンさん» ありがとうございます！ご期待に沿えるよう頑張らせて頂きます!! (2014年2月14日 21時) (携帯から) (レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンアイス（通称マカロン(プロフ) - 月見さん» おお！！それはとても楽しみです！！ (2014年2月14日 21時) (レス) id: 6ee0c96ee5 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - マカロンアイス（通称マカロンさん» マカロンアイス様コメントありがとうございます！。気づいて頂けて良かったです！ちょっとしたキーになりますので、覚えておいて頂けると嬉しいです(*^^*)応援ありがとうございますm(__)m。1日1回を目指して頑張らせて頂きます！ (2014年2月14日 21時) (携帯から) (レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月見 | 作成日時：2014年2月2日 18時
