$242$ ページ6
スクアーロはゆっくりと
出口に向かった
確かに…
自分は人生を終えるはずだった
最後にAの叫ぶ声が
自分の名前で
妙な幸せを感じながら
死ぬんだと確信して
目を閉じた
だが
急にサメの闘争心が消え
オレは生きている
外に出ると
バッと視線が集まったが
オレは泣き崩れているAに近寄った
「う゛おぉおい、泣き止めえぇ!!」
そう叫び
オレはここに居ると
主張するようにAを抱き締めた
すると
Aは驚いたように
オレを見上げた
その目が
どうして…と訴えている
それはオレが知りてえぞおぉ!?
と内心叫びながら
大丈夫だと
Aに言い聞かせる
大分落ち着きを取り戻した
Aが
「良かった…」と呟いて
涙の目のまま笑った
そんな服着て
そんな顔されたら…
色々やべえぇ…
「そろそろ姫から離れろよ
隊長…」
殺気だったベルの声に
我にかえりさっとAを離す
「A何をした」
ボスさんが鋭い視線を
Aに向けるが
Aは困ったように首を傾げた
「チッ、無自覚か…」
ボスさんは何かを諦めたように
空を見上げた
34人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月見(プロフ) - マカロンアイスさん» コメントありがとうございます!そのように言って頂けてとても嬉しいです!少しでも楽しんで頂けるように、これらも頑張らせて頂きます!! (2013年12月29日 12時) (携帯から) (レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンアイス(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます!いつも面白いお話をありがとうございます!!このあと、どういう展開になるんだろうとかいつもワクワクさせていただいてます。更新、頑張ってください! (2013年12月28日 19時) (レス) id: 2a67a8b3f5 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - アオイさん» 更新しました!少しずつ主人公の過去を暴いていけたらと思ってます助けに走るのは誰かすぐにわかちゃいます(苦笑) (2013年11月24日 21時) (携帯から) (レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 主人公の辛い過去がこのように役立つのがすごく胸に来ますね…どっちが先に助けに来るかドキドキします! (2013年11月24日 21時) (レス) id: 75557f8640 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - アオイさん» ありがとうございます!おかしかったですねちょっと訂正させて頂きましたm(__)m (2013年11月8日 21時) (携帯から) (レス) id: 74bc0ff176 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月見 | 作成日時:2013年10月7日 0時