[リボーン]十六夜の巫女９

$225$ ページ16

慌てて反対すると

｢本当か？｣

リボーンさんは
問いつつも銃口を私に向けらていて

｢姫になにする気だよ！｣

｢リボーン！｣

ベルさんや沢田さんの声なんて
聞こえていないかのように
リボーンさんは引き金を引かれました

―――――――――――――――
｢危ないではありませんか｣

そう発した人物は
発砲された弾をよけて
即座にリボーンの後ろに回り込んで
銃を奪っていた

辺りには冷気のような
冷たい空気が一瞬で広がり
ツナ達は言葉を発声なかった

｢あまりにも目が真剣でしたからつい殺気を抑えていたのを
いつもより緩めてしまいました｣

そう言ってから
徐々に冷気がまるでシャドウの中に入るように消えていき
シャドウの近場だけが
冷たく感じられる程度に収まった

｢危なくなったら
オマエが出てくるのは
見えてたからな｣

｢そうですか｣

リボーンさんに私は
拳を振り下ろしましたが
すっと避けられました

｢あいにく私もさっきの事は
予想ぐらいですよ｣

次は蹴り
やっぱり速いですね
リボーンさん…
本気ではないですが
避けられてばかりです

｢やっぱりAが原因か｣

｢はい、恐らく
まだはっきりとは
わかりませんがね｣

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