魔法使いと学園生活 (ページ8)

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第七話【食事と恋バナ】ページ8

in 三部屋目

風美「ここは女子メンツ!てことで恋バナしよ!」
紬希「えぇっ!?」
風美「その反応!!好きな人いるの!?」
鈴歌「あ～紬希の好きな人…ねえ」
　「言ってもいいのかな、これ」

紬希ちゃんの好きな人…これはチョー気になる!
身近な人かな?
それとも同じクラスの子とか!?

紬希「……い、一緒に活動してる子なんだけど…」
　「さ、さっきいた、茶髪の男の子が…す、好きなの」
　「え、えっと、さ、佐々木瀬良くん……」
風美「おお………!!さっきの男の子かぁ優しそうだったよね!」
紬希「や、優しいよ?瀬良くん」
風美「へー!やっぱり!」
　「で、鈴歌ちゃんは?」
鈴歌「私?まさか、いるわけ無いじゃん」
紬希「ちぇーつまんないなぁ」
鈴歌「人生で好きな人なんて出来たことないよ」

鈴歌ちゃんはいないのかぁ…
いたらちゃんと応援するのに〜

風美「ねえ、じゃあ紬希ちゃんのお姉さんの咲月さんは、好きな人いないの?」
鈴歌「咲月は……"あの人"のことが忘れられないから」
風美「あの人?」
紬希「別世界ってわかるでしょ?人間が住んでる世界」
風美「う、うん」
鈴歌「咲月は、別世界から来た男の人が忘れられないの」
　「その男の人によると、自分の義理の妹が咲月そっくりだったんだって」
　「あと、そのそっくりさんは双子の妹がいて、名前が紬希」
　「そっくりさんの名前は咲月」
紬希「#smile/hope#…私達の活動名なんだけど、存在してるって」
　「その男の人は瀬良くんと仲いいんだって」
　「あと、その男の人は、その義理の妹の咲月ちゃんと付き合ってるって」
風美「…パラレルワールドの、紬希ちゃんたち…ってことかな?」
紬希「おそらく…?」
　「どこの世界に行っても、きっと咲月ちゃんはその男の人が好きなんだろうね」
風美「すっごく、すーっごく一途なんだね!」
紬希「まあ、確かにそうだね…!」
鈴歌「ま、いいんじゃないの?誰を好きになるかなんて人の勝手でしょ」
　「他の誰かが決めることでもないし」

恋愛………なぁ……
あたしもそういえば好きな人とかいないなぁ
いつかできるのかな…好きな人─────