魔法使いと学園生活 (ページ7)

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第六話【食事とお願いⅢ】ページ7

in 一部屋目

咲月「私、虚弱体質で、たくさん動けなくて」
　「ふと、魔法が好きになったの」
　「魔法なら、私でも出来るんじゃないかって」
月美「そうですね、私は虚弱体質ではないけど、体が弱いのは同じ、気持ちはわかります」
咲月「単刀直入に言います」
　「私に魔法を教えてほしい、少しでも、みんなの役にたつために」
　「お願いします……!」

魔法を、教えてほしい……?
いい、いいけど…………
私にそれができるのか、そう不安になってしまう
私の方こそ、咲月ちゃんの役に立てなかったら…どうしよう
……でも、悲しませたくない
できる可能性があるなら、やりたい!

月美「わかった、咲月ちゃん」
　「上手くできるかは、わからないけど…」
咲月「……!ありがとう!月美ちゃん!」
　「私も、月美ちゃんのお役に立てるよう、がんばるね!」

瞳がきらきらしている
咲月の目は、希望に満ちた目をしていて、
どこか応援したくなる表情だ
ずっとずっと願っていた夢が、叶ったかのようだ
小さなころに願っていたことが、今叶ったかのように
そう、喜ぶのだ

喜んでくれてる……?
それなら良かった……
私にできること、、がんばろう
咲月ちゃんの、将来のためにも
それが、咲月ちゃんに私がしてあげられることだから

in 三部屋目

風美「まさか、紬希ちゃんが動画配信者だったなんて、思わなかったよ!」
紬希「えへへ……私からみんなでやろって、誘ったんだ!」
鈴歌「意外でしょ?紬希はちょっとおとなしい感じに見えるからなぁ」
紬希「私大人しいよ!!」
鈴歌「はいはい嘘つかないの〜」
　「双子のおねえたまと一緒でしょ〜」
風美「双子のおねえたま?」
　「お姉さんがいるの?」
紬希「えっと、さっき言ってたと思うんだけど…」
　「あ、そのときは月美さんと話してたから聞いてないか…」
　「天月咲月、あなたのお姉さんと同じ部屋に行った、三つ編みの子です」
風美「あ～～!」
　「お姉さんも一緒に動画配信してるの?」
鈴歌「つい最近入ったって感じかな〜」
風美「ほえ〜〜〜」

紬希「あ、ご飯来たよ!食べよう!」