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第十五話【朝の日常】 ページ16

「ありがとうございます、とても美味しかったです」

「それはよかった、また鈴葉もご飯食べに来てくださいね!」

「そうですね、また来ます」
「それじゃあ、今日は戻りますかね」

「うん、それじゃあまたね」

さ、鈴葉も戻ったことだし、お風呂入って魔術研究でもしようかな
今書いている魔導書は水魔法をメインにしているから、
新しい魔法をあと数個考えたいんだよね

「あまり無理すると鈴葉から警告くらうからね」
「少しだけ、少しだけやっちゃおうかな」

それからお風呂に入って、魔術研究をして
12時頃だっただろうか
布団に入って、いつも通りに寝た
正直、すでにたくさん寝ていたから寝づらかった

「ふああぁ、もう朝……?」

今日は木曜日か…
今日は学校始まったばかりだから5時限目までしかないんだよね
授業も学活とかばかりだから、まあ授業という授業はないんじゃないかなぁ
まあ、今日はお弁当いるから早く作らないと何だけどね

「今は6時、正直時間厳しいかなあ」

教室に8時までに入ってないとだし、まあ、瞬間移動すれば行けるかなぁ
でも、時間に余裕持ちたいしなぁ

「とりあえず、着替えようかな」

in 2階:廊下

「おはよう!お姉ちゃん!」

「おはよう風美、今日も早いね」

「えへへ!それじゃああたしお兄ちゃん起こしに行ってくるね!」

「うん、今日もありがとう!」

始業式の日以来、とはいいつつまあ3日程度しか経ってないんだけど、
風美は雷羅を起こしにいつも行ってくれている
本当にありがたい、ご飯作らないとだしね

in 1階:キッチン

「あれ、希ちゃん」

「あ!おはようございます!月美様!」

「おはよう希ちゃん、朝ご飯を作っていたんですか?」

「はい!少しでもお手伝いを…と、」
「あ、でも明はまだ起きてなかったので、起こさないとかも……」

「んー、じゃあ風美に頼んでおくよ」

「すみません、ありがとうございます」
「でも申し訳ないです、明がメイドなのに、主に起こしてもらうなんて」

「いいのいいの、主従関係とか気にしないし、同い年だからね」
「そんな気にすることないよ」

「それなら良いのですが…」

「あ、お弁当を作るので、朝食出来たら手伝ってほしいんだけど……」

「もちろんです!こっちはもう終わるので、一緒に作りましょう!」

本当に良い子だなぁ、
それじゃ私は風美にとりあえず頼まなきゃね
流石にそろそろ雷羅も起きたよね
私はお弁当を作りますかね〜

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作者名:つきみ | 作成日時:2024年2月10日 2時

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