第十二話【叡智眼】 ページ13
眼を使う……
随分久しぶりだなぁ
上手く発動するといいんだけど…
「
眼の色は、これが影響している
発動すると、眼に柄が現れる
表面的に現れるので、比較的わかりやすいものだと思う
効力は、その場の情報を一瞬で集めること
見たものの未来…運命を見ること
私は使いこなせていないから、数秒先の運命とかしか見れないけど
使いこなせたらずっと先の運命も見ることが出来るようになるらしい
「眼が変わってるね〜〜」
「瀬良くん、見えるの?」
「俺の眼は特殊なんだよ〜」
「ふーん?」
「見えた、それが貴方の欠点ですか」
「運命ももう見えている」
「貴方の動きはもうわかっていますよ」
高圧力の魔法弾も…
重い一撃も
もう隠すことはできない
「勝つ未来、見えました」
「貴方はもう負けです」
さ、もう終わらせようか
あまり長続きすると鈴葉が拗ねちゃうからね
「貴方の眼、やっと素材がわかりましたよ」
「鋼ですね、表面的に色がわからなかったから気づきませんでした」
鋼なら、燃やせばいい
熱い熱をあてて、鋼を柔らかくする
そしたら眼は潰せるでしょう
あとは隙をついて重い一撃をおくれば勝てる
「
相手に集中的に炎光線が降り注ぐ
上からではない、横だ
片目でいい、目を潰す
「そのまま、熱量で潰れて下さい」
これは基礎魔法
でも威力は段違い
魔法はさまざまな種類を使えるから強いなんてことはない
一つの魔法から多くの使い方を見出すことだってできる
同じ魔法でも少し質量を変えれば、少し物質を増やせば、高火力のものなる
正面だ、月美の正面に太い腕が振り落とされた
「
「…………驚きました…っ」
まさか反撃をしてくるとは…
いや、でも反撃を一発するだけで手一杯なはず
なら、ここが隙…?
「見つけましたよ!貴方の隙を!!」
「
性質は水、でも鋭い、一本のみの線が現れる
それは剣のようで剣ではない
これはただの魔法で生み出した水なのだから
相手の巨体に突き刺さるほど、鋭いのだ
「身体は案外柔らかかったんですね、意外です」
と言いつつ、狙ったのは心臓ではなく筋肉部分
さ、鈴葉に報告しなきゃね
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作者名:つきみ | 作成日時:2024年2月10日 2時