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第一話【輝夜月美】 ページ1

「ふあぁ…………」

朝、今日から新学期だ

「……いつものメイドさん達がいない朝……辛いですね……」

今日は午前中のみでもいつもは午後まである
お弁当は私がみんなの分を作らないとだし、はあぁ、大変

輝夜月美には兄妹がいる
双子の兄輝夜雷羅(きりやらいら)に、妹の輝夜風美(きりやかざみ)
そして親は別居
ここには月美たちしかおらず、メイドなんているわけもない
魔王城から少し離れたこの城
なぜここに住んでいるかというと、それは魔王家の習わしだからだ

高等部に入ったら、魔王城を離れ、子供たちのみで生活すること
メイドや執事は雇ってもいいが、自分でできることは自分ですること
鍛錬は怠らないこと

この3つが主なルールだ

月美と雷羅は高等部2年生
風美は中等部2年生だ
どうして高等部1年で魔王城を離れなかったのか
それは風美がどうしても月美と雷羅についていきたいといったからだ
一年間、様子見期間として猶予を与えられたのである

「と、着替えも終わったし、朝ご飯を作りに行こうかな」

ガチャ

ドアを開くと、風美が正面に立っていた

「うわぁっ!?」

「お姉ちゃん!ぐっどもーにんぐ!」

「び、びっくりした…もう、朝から元気だね、風美は」

「えへへ〜!朝は強いの!夜は弱い!」
「雷羅お兄ちゃんとは違うのだ!」

「まあ雷羅は吸血鬼だから…」
「というか夜にちゃんと寝れるなら、健康的でいいんじゃない?」

「確かに〜!」

風美は私と同じエルフなんだよね、
雷羅は吸血鬼………吸血鬼は弱点が多くて大変そうですよね
あ、そうだ、せっかくなら風美にお願いをしましょう

「風美、私はご飯作るから、雷羅を起こしに行ってくれない?」

「もっちろん!任せて!」

「よし、それじゃあ行こう」

にしても階段辛い……ここは2階、キッチンは1階だから、一個降りるだけなんだけど…
ほんっと、体弱いの辛いなぁ
これは魔力のせいなんだけど
魔力の量が私の体に適応していないらしい
それで暴走しちゃうと困るから、守護神様もついているんだけど
守護神様、すっごく雷羅が好きなんだよね……(笑)
雷羅も器と力が見合ってないって言われてたし、いつか守護神様を雷羅に引き継がせてもいいかなぁ
っと、そろそろ降りれる、早く料理しなくちゃね

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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:つきみ | 作成日時:2024年2月10日 2時

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