The Reality Of The SnowMan Trio【SnowMan】～雪男トリオの見る現実～ (ページ20)

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mm side

あれ…？
目の前の奴らはやった…
…変な敬語を使ってたあいつは？阿部ちゃんは？
どこにいるの…？

男2「チェックメイトっす。」
「…お前…！」

男の目の前に倒れた阿部ちゃんの姿が。
そして男の手には血濡れたナイフが。
…瞬時に俺は理解した。
同時に怒りを覚えた。
でも…

ab『感情的になったら勝ちたくても勝てないよ？めめにできないことはないから！』

…阿部ちゃんがそう言ってくれた。
こんな俺でも…色んな指導などをしてくれた。
もちろん能力の扱い方だって最初は暴走気味だった。
でも…阿部ちゃん、そして佐久間くんのおかげで制御できるようになった。
…そんな恩人を。
今ここで。任務中に。
…刺されたんだ。でも感情的になったらダメ。
…冷静に考えて。

sk「…お前か！阿部ちゃんを刺したやつ…っ！！」
男2「ダメっすか？動ける人を動けなくするのは当たり前っすよ？」
「いや、お前は間違えた」
男2「どういうことっすか？」
sk「とりあえずその人をこっちに渡して？」
男2「あー、お望み通りに。」

そう言って阿部ちゃんの腹部を蹴る。
こちらに阿部ちゃんが転がってきた…
阿部ちゃん…！

sk「大丈夫？大丈夫！？ねえ、返事してよ阿部ちゃん！」
「…佐久間くん、お願いできるよね」
sk「…当たり前じゃん！なんのために来たかわかってるくせにっ！！」
男2「いい友情っすね…俺にはそんなのなかったっすよ…」
「うるさい、もう話すことはない」
男2「俺悲しいっす、なんでそんなこと言うんすか？」

…まだわかってないのか…？

「…それは…」