会いたかったっ！２【夏目友人帳】

＊４６話 寂しいと仲間 ページ8

狐ちゃんside

この森で私の知らないことはない。

鮎のたまり場、アケビの谷、レンゲ畑。


狐「ふふっ、こんなに採れたっ♪」


夏場にキノコの採れる場所。

みんな母さまが教えてくれた＿... うるっ


狐(はっええい！男子たるものが、めそめそと。

これからは独りで生きていかねばならぬのだ！)

がさっ

妖１「ん？おい、チビ狐。まだ森をウロチョロしてるのか。」

ビクゥー！

狐(きゃーーーっっ) バラバラ←キノコ落とした音

妖たちは、弱い奴は目障りだっとか、出ていけ役立たずっと言って

私を殴る。いつものように。

母さまが居なくなってからだ。

この妖たちは、私殴ったりする。

何でたろう。

痛い、痛い。ズキズキする。

早く終わらないかな...

いつものように考えてた。

そしたら、いきなり何かが飛び出てきた。

一人は男の人。顔は良く見えなかったけど、

ブサイクな猫を連れていた。ブサイクな。

もう一人は綺麗な女の人だった。

とてもかっこよかった。私を助けてくれた。

二人は私を殴っていた妖をボコボコに殴ってしまった。ﾁｰﾝ。

そして、何故か謝ってきた。でもいきなり声をかけられたので

びっくりして、草むらへと隠れてしまった。

すると、誰かに呼ばれたように二人は行ってしまった。

その後ろ姿を消えるまで見ていた。

私は、お礼をしようと思い沢山採れたキノコを持ってあの二人を探した。

狐(どこにいるのかなぁ...)

あ、居た！

私は森の中だか、あの人達は道を歩いている。

キノコを渡そうと思ったが高さ的に、

上からキノコを落とすことになった。

あの人達は驚いていたが、でもキノコは持って帰ってくれた。

良かった。ちゃんとキノコ貰ってくれた！

...あれが人間？

人間はキライ。だけど＿...

あの人達はどうやら、箱みたいな所に住んでいるらしい。(学校、宿の事です。)

「ナツメ」と言う名前。とてもブサイクなニャンコを飼っている。

「A」と言う名前。綺麗な人。ナツメと仲がいい。

ナツメやAはよく笑う。でも何か嘘っぽい。

言葉も仕草も気配もどこか嘘っぽい。

狐(...本当は人間じゃないのではないかな。)

本当は妖で人間に化けていて

本当は私と同じで狐(なかま)で

狐「...だから母さまごめんなさい。

今日はキノコあげちゃったんです＾＾

狐だったらいいなあ。」

だったらこの森に一緒に住んでくれたらいいのに。

この森のこと、なんでも教えてあげるのに＿...


狐ちゃんside終

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