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ゾロside
ｻﾝｼﾞ「あいつ、大丈夫か？」
「さァな…ルフィが大丈夫っていってんだ。大丈夫だろ。」
とは言ったものの、かなり心配だった。
コックの表情を見ても、同じことを考えているようだ。
丸腰で銃を向けられている少年。それを見て心配しないわけがない。
なのに、ルフィは楽しそうに笑っている。何か確信めいたものを感じているようだった。
ﾊﾙﾄ「銃を使わないで戦うのっていつぶりだったかな」
海賊「なにブツブツ言ってやがる!!」
ドカンッ!!!!
ﾊﾙﾄ「おっと…ッあぶね」
くるんっ!!綺麗に上空に跳躍して回避した。やはりかなり戦い慣れしている。見た目からして10代前半か？この歳でなかなかの戦闘経験を積んできているようだ。
ﾊﾙﾄ「これ体に良くねェからあんまやりたくねェんだけど…」
そう言うと、少年は元々持っていたであろう銃弾を左手に持ち右手で弾くように構えた。
ｻﾝｼﾞ「何やってんだあいつ。」
海賊「まさか、手から銃弾を弾き出すつもりか？こりゃ、笑いもんだな!!ガハハハハッ!!」
ﾊﾙﾄ「そのまさかだ。行くぜ」
そう言うと両手が淡く光り始め、その光を銃弾がどんどん吸収している。まるで、銃弾に力が注がれていくようだ。
さっきまでは笑いながら馬鹿にしていた海賊が、その光景を見て冷や汗をかき始め、顔を歪める。今危機的状況にいるのはどちらなのか気づいたようだ。
「…��
手から弾き出された銃弾は緋色の光を帯びながら海賊に向かって飛び出していく。
ドッカーンッ!!!!
ガラガラガラガラッ!!!!
ﾙﾌｲ「うひょ〜!!お前すげェな!!」
サンジ「やるじゃねェか。」
「心配いらなかったな。」
ﾊﾙﾄ「やべ、久しぶりすぎて手加減出来なかった」
見ると海賊は街の奥まで吹き飛ばされ、のびていた。あれだけの破壊力だ。意識を取り戻して起き上がる方が難しいだろう。
ﾙﾌｨ「お前、今からうちの戦闘員な!!」
ﾊﾙﾄ「お前なァ…俺の話聞く気ないよな。」
ｻﾝｼﾞ「諦めた方がいいぞ。こうなったルフィはしつけぇから。」
ﾊﾙﾄ「まァ俺も1人でこの島の海賊を倒せるとは思ってねェ……譲歩だ、今は【麦わら】と俺個人の『同盟』ってことにしてくれ」
ﾙﾌｲ｢やだ!!｣
ﾊﾙﾄ｢
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作者名：kiho | 作成日時：2016年8月29日 16時
