第02話_0１ ページ1
ピピピ、ピピピ…
薄暗い部屋の中、軽い機械音が響く。その音に自分は目が覚めた。
目を開けるといつも目にしている自分の部屋の天井が視界に入る。
何の代わり映えしないいつも通りの目覚め。
体を少し起こし未だに軽い機械音を鳴らし続けている目覚まし時計を止めた。
目覚ましを止めた自分は時計を横目で見た。
6:02。
1、2分の誤差はあるものの、いつも通りの時間に起きているということを確認し、
まだ眠たく、重たい自分の体を起こした。布団から出るとあまりの寒さに一瞬固まり、
体を震わせた。
もう、秋が終わり初めている今日この頃…ついこの間まで暑いと言っていたのに、
そんなこと言っていたのが嘘のような寒さだ。
こんな日は一日家でおこたに入ってみかんでも食べてTVでも見ていたいなぁ…
そんなこと思っていても今日は火曜日。平日で一週間も始まったばかりだ。
しかも、自分は学生だ。当然学校がある。
しかも、最近の授業は進むのは早く、一日休むと授業に着いていけなくなる可能性大だ。
内申にも響いてくるだろう。こうなれば、休むなんてことは考えれないな…
そんなことをぼんやりと頭の片隅に浮かべながら制服に着替えるために
パジャマのボタンを外していき、寒さに震えながらパジャマを脱いでいった。
ベッドの近くに置いてある冷たい制服をとり着ていく。
毎回思うことだけど女子の制服はなぜスカートなのかよく理解できない。
足がすごく寒いし、スースーするのが嫌だ。
そんなことを思っているとすぐに着替え終わった。
着替え終わった僕は自分の部屋を出る。そうすると下、一階のリビングの明かりがついていた。
兄弟はもう起きているようだ。僕には兄弟が居る。
僕は長女だが、スポーツ万能の兄に成績優秀な弟に挟まれて育っている。
スポーツ万能、勉強はダメダメな兄に
成績優秀、スポーツダメダメな弟の間に居る僕は
二人とは違って皆より優れているところはなかった。それどころか劣っているだろう。
兄は現在高校三年生、弟は高校一年生、
僕は高校二年生で三人とも運良く？同じ高校に入学することが出来た。
兄はスポーツ推薦で、弟は前期選抜で簡単に入学出来たが、
僕は前期選抜は落ちて後期選抜でギリギリで受かることが出来たのだった。
そんな僕の成績は中の中。
平均よりも下でもなく上でもなく全て殆どが平均値だった。
目立った特技もなく、趣味もない。協調性もあまりなく、団体行動は昔から苦手だった。
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月緋鈴(プロフ) - 黒羽さん» あ、言われてみれば「注ぐ」ではなく「盛る」ですね。指摘ありがとうございます！ (2014年1月17日 18時) (
レス) id: ffd19b2f3d (このIDを非表示/違反報告)
黒羽(プロフ) - とても面白い作品を書いてくださり、ありがとうございます。とても面白かったです。まあ、強いて言ってしまいますと、ご飯は注ぐものではなく、盛るものという事だけでしょうか？これからも頑張って下さいね！ (2014年1月16日 18時) (レス) id: 8545d7a4af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月燈 鈴 | 作成日時：2013年12月30日 20時
