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「えっ…え！？」
「折角のデートなので、その…嫌だったら良いんですけど」
「嫌じゃないですっ！！！！」
「良かった、ありがとうございます」
剣持さんは手を差し出してそう言う。
私は急いで手汗をかいてないかを確認して、剣持さんの手の上に手を載せる。
剣持さんが指を絡めて、恋人繋ぎの状態になった。
「よっ、よろしくお願いします！！！」
「ふふ、じゃあ行きましょうか」
剣持さんはゆっくりと私の歩幅に合わせてくれる。
今日の剣持さんは、昨日のノーセットの髪型ではなく、デコ出しにセットされていて、昨日の爽やかなイメージの制服とは違う、ヒップホップ系統の服装でギャップにやられた。
手を繋いで歩くと、さらに身長差を感じて、先輩なんだよなぁと再認識する。
「剣持さん、かっこいい、です」
「えっ！？あ、っ、その、ありがとうございます…えへへ」
勇気を出してそう伝えると、少し慌てたように剣持さんは返して、繋いだ手に少し力が入るのを感じる。
この人、可愛いな…
「僕ボウリング久しぶりなんですよね」
「私もそうかも…楽しみですね！」
「Aさん、下手そう」
「えぇ！剣持さん酷い！まぁまぁ出来ますよ…多分」
「んふふ、自信ないんだ？」
「見てからのお楽しみですよっ！」
上を見上げてそう言うと、剣持さんと目が合う。
剣持さんの瞳の色って、とても綺麗で、惹き込まれそう。
「Aさんの目の色の紫って凄く綺麗ですよね」
「え！私も今剣持さんの瞳の色綺麗だなって思ってました！私もこの紫割と好きなんです」
「ふふ、僕の髪とおそろいだね」
剣持さんは、たまにこうやってタメ口になるし、無邪気な笑顔を向けてくるからドキッとする。
繋がれた手から伝わる剣持さんの温度も心地よくて、どんどん好きになっていく気がする。
「あと10分くらい歩くけど、Aさん疲れてませんか？」
「全然大丈夫です！剣持さんとなら歩くだけでもすっごく楽しいです！」
「っ……そうですね、僕もです」
10分程歩いて、目的地へ到着した。
少し寂しい気持ちがあったけど、仕方が無いのでお互い手を離す。
剣持さんも少しだけ、残念そうな顔をしていた気がするのは気の所為かな。
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さえ(プロフ) - とても好きです…終始どきどきしちゃいました…！ここまでのめり込んで一気に読み進めてしまった夢小説は初めてです（ ; ; ）続きも楽しみです〜！ (2022年7月30日 5時) (
レス) @page30 id: 2b507589db (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - もう本当に最高です、、この年の夏はこの作品を読んでキュンキュンします、、！次の更新も楽しみにしています！ (2022年7月14日 2時) (レス) @page30 id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月15日 22時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - すごく面白かったです！久しぶりにめっちゃドキドキしました‥！剣持の小説あんまりないのですごく助かります。更新大変だと思いますが頑張って下さい応援してます！！ (2022年3月16日 1時) (レス) @page26 id: f1af487042 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！ (2022年3月7日 22時) (レス) id: 74bdb3d0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かへ
| 作成日時：2022年1月26日 15時
