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カフェに着くなり剣持さんは私を席に誘導してくれた。
メニューを差し出して何にしますか？なんて楽しそうに聞いてくる。
こういう所、スマートで剣持さんらしいなぁなんて考えながらもメニューを眺めた。
｢アイスココアにしようかな……｣
｢Aさん、プリンとかどうです？ほら……今期間限定の味もありますし｣
瞳を輝かせながら剣持さんが言うのでプリンも頼むことにした。
そういえば前に好きだって言ってたっけ！
｢僕は普通のプリンとコーヒーにしようかな。あ、すみません｣
通りかかった店員さんに剣持さんは注文している。
自分の分だけでなく私の分までしてくれた紳士っぷりに、やっぱりこの人は人として出来てるんだなぁ…なんて思って眺めていると、バチッと目が合った
いつもなら直ぐにそらされているはずの視線は交わったまま。剣持さんは頬を緩めながら首を傾げてくる。
｢どうしたの？Aさん｣
｢えっ、いや、あ……その！！スマートだなぁって｣
何故かキョドりまくった私を見て、剣持さんは楽しそうに笑った。
笑顔、カッコよすぎ………
｢そりゃ僕が誘ったんですし…それにこれ位当たり前ですよ｣
｢その当たり前が人として出来るのが凄いなぁって｣
｢そんな所に気が付けるAさんも凄いよ｣
愛おしそうにこちらを見る剣持さんとまた目が合って、今度はすぐに逸らしてしまう。
今日の剣持さん、なんか余裕ある先輩って感じがしてドキドキする。
急に呼び出されたのってもしかして何か報告があるのかな、もしかして彼女出来たとか！？だからこんなに余裕そうなの！？なんて要らぬ心配を脳内で繰り広げていると、店員さんが飲み物とプリンを運んできた。
｢さて、Aさん｣
｢えっ、はい！？なんですか！？｣
少し深刻そうに切り出す剣持さんに私は身構えた。
｢プリン、半分こしませんか｣
｢……へ？？？｣
｢ここのプリンとっても美味しいんです。王道の味が食べたい気分だったんですが、期間限定も気になって……｣
｢も、もしかして今日急に誘ったのって｣
｢はい、プリンの為です！｣
｢なんだぁ…何かあるのかと思ってちょっと身構えちゃいましたよ！！｣
｢まぁ、あとはAさんと早く会いたくて。夏祭りまで待てなかったので誘っちゃいました｣
なんていたずらっ子のように笑う剣持さんの言葉で、私の頬はまた紅く染まった。
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さえ(プロフ) - とても好きです…終始どきどきしちゃいました…！ここまでのめり込んで一気に読み進めてしまった夢小説は初めてです（ ; ; ）続きも楽しみです〜！ (2022年7月30日 5時) (
レス) @page30 id: 2b507589db (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - もう本当に最高です、、この年の夏はこの作品を読んでキュンキュンします、、！次の更新も楽しみにしています！ (2022年7月14日 2時) (レス) @page30 id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月15日 22時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - すごく面白かったです！久しぶりにめっちゃドキドキしました‥！剣持の小説あんまりないのですごく助かります。更新大変だと思いますが頑張って下さい応援してます！！ (2022年3月16日 1時) (レス) @page26 id: f1af487042 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！ (2022年3月7日 22時) (レス) id: 74bdb3d0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かへ
| 作成日時：2022年1月26日 15時
