〇※微ホラー注意 ページ11
《トンネル最深部へ到達___》
〜剣持side〜
「これ、出ない方が良いかも」
Aはトンネルの出口で立ち止まってそう言う。
あの不破くんでさえ、何か悪いものを感じたのか喋らずに唾を飲み込んで懐中電灯で先を照らしていた。
剣「確かに、なんか良くない感じがする。」
「涙滝みたいに出てくるんだけど」
剣「ほんとだwwwなんでなんで？」
不「ガチやべぇだろそれ」
僕も笑ってはいるが、悲しそうな顔をするでもなく、ただ尋常ではない量の涙を流し続けるAに若干の不安を覚える。Aは涙脆いから、その線もあるが。
不「…行きます？」
「そうだね、行こうか」
不破くんの一言で、みんな足をトンネルの外へ踏み出した。こんなに嫌な感じがするんだから、Aとちゃんと腕を組んでおいたほうが良いかも、不破くんも心配そうにAのことを見てるし。
不「トンネルの外なのに全然寒さ消えねぇ」
剣「ですね、とりあえずチェキ撮りますか」
そう会話をしている間にもAは少しづつ、奥へと歩みを進めている。急に無言にもなるし、なんだか少し怖いなと思いながらもチェキを撮る。ジーーーっとチェキの出てくる音がした直後、トンネルの後ろで大きな落下音のようなものが聞こえた。
剣「うわぁ！！！！」
不「びっ……くりした、Aちゃん、だいじょ…、え？」
Aちゃん！？と不破くんが大きな声でAを呼ぶので、呑気にトンネルのチェキを撮っていた僕もAの方へ体を向けた。
剣「…A、それは意図して歩いてるの？」
いつもの歩き方とは全く違う、ふらついた歩き方で暗闇へ消えようとしていたAが、僕の言葉で立ち止まって、ゆっくり振り返った。
不破くんは走ってAへ駆け寄ろうとするが、なんだか嫌な予感がしたので不破くんを無理やり引き止める。
不「ちょ、もちさん！？」
剣「それは理性を持って歩いてるの？」
「剣持さん、不破さん、行こう」
聞いた事の無いゾッとする声でAはそう言う。ゆっくりと懐中電灯で顔を照らすと、泣きながら光の無い顔で笑うAが居た。
剣「A、帰ろう。お前の居場所はそっちじゃないだろ」
内心、汗もダラダラで恐怖で何も考えられない位だったが、Aがこのまま連れていかれるんじゃないかと焦って何とか言葉を絞り出す。
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まりも(プロフ) - ゆっくりでよろしいので、どうか更新お願いします！この作品好きすぎて… (6月9日 22時) (
レス) @page45 id: 3b56cb601e (このIDを非表示/違反報告)
Yでございます - 終わり………続き待ってます！！！！！ (2023年1月15日 20時) (レス) @page45 id: 8caadc700c (このIDを非表示/違反報告)
ツキノ - めっちゃ好きですああああああああ (2022年9月2日 22時) (レス) @page26 id: 6ad8f5f67e (このIDを非表示/違反報告)
白 咲(プロフ) - ぁぁぁぁぁぁ……だいすきです、、。 (2022年8月27日 15時) (レス) @page45 id: 4255ee1327 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえおおおー(プロフ) - 終わり？？ですか？できれば更新まってます！！！ (2022年8月7日 4時) (レス) @page45 id: 1675193ac1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かへ
| 作成日時：2022年1月26日 0時
