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tn「そういえばA、昨日はどこいってたん?」
ゾムと会ったことを言ってしまおうかと思ったけれど秘密だったのを思い出し口を閉じた
tn「…言えないところにでも行ってるん?」
「いや、そーゆー訳じゃ…」
tn「ま、何処でもええけど、あんまり危ない事はしないでな」
「わ、分かってるよ!さすがお兄ちゃん」
rb「おーい!A、トントン!」
sha「一緒に遊ぼうや!!!」
tn「俺行こうかな」
「と、トントン行くなら私も行く!」
tn「おう、行こうや!」
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家に帰って、ご飯を食べて自分の部屋として用意されていた部屋に戻る。
明日はゾムと会えるんだと思ったら、少しだけ明日が楽しみになった
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夏休み5日目。
まだ9時だけど、どうしてもゾムに会いに行きたくて、私は朝早くからおにぎりを詰めたバスケットを持って家を出ていた
今日のは白いワンピース
トントンが去年プレゼントしてくれたもので、全然着れたのでそれを着ることにした
zm「おはようA」
「ゾム!おはよう!」
zm「なんや、今日の服も…その、」
神社のベンチ、いつもの待ち合わせ場所に座ったゾムが頭を掻きながらぼそっと言った
zm「か、可愛ええな…」
「えっ!ほ、ホント?」
zm「めっちゃええ、似合っとる」
「トントンがプレゼントしてくれたんだ!」
zm「あ、そうなんや」
「うん!ゾムは今日手袋してるんだね」
zm「あ、そうなんよ。手袋してればAに触れられるんや」
「え…?」
そう言った黒い手袋をしたゾムの手が私の手を包んだ。
厚い、革手袋越しのゾム手。
どうしてか、ドキドキした
zm「今日は色んな場所を見に行かへん?山の中しか行けへんけど」
「いいね!行こっか!」
ゾムに手を引かれながら、2人で山の奥へ進んだ
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綺麗な花畑がある大きな場所
出会いの場所だった綺麗な川
神社の奥の奥にあった、さらに古い、生活感のあった家
さらに奥は険しい道が続くから、辞めておこうと言われた
zm「もう5時か…戻るか!」
「そうだね!」
手は繋がれたまま、いつもの神社まで戻った。
「じゃあ、また明日!」
zm「せやな、またな」
笑顔で手を振ってくれるゾムに同じように返して、山の帰り道を急いだ。
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かみぶくろ - 初めて小説で号泣しました…emさんの好きな人ってスキマ妖怪の人ですか?!気になるぅ… (2021年4月29日 19時) (レス) id: 0442811e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 部屋で一人で見てたんですが、泣きました。×××。で二人幸せになってほしいな。 (2020年5月14日 20時) (レス) id: 62683d4e75 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパー - え、好きです。 めっちゃ好きです! 近くに友達居たんですけど、部屋出てった瞬間涙が溢れでてきました。 終わり方AもBも好きです! ×××。も素敵でした! (2020年4月27日 15時) (レス) id: 33077900eb (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - secret zoneの君がくれたものが合いそうな作品だな・・・とにかくいい作品でした! (2020年4月23日 10時) (レス) id: 39e636922e (このIDを非表示/違反報告)
彼方。 - 泣いた。は??泣いt(((( 何か物事全部うまくいくわけやないんやなって思いました…大切な人との時間はその人以上に大切にしなあかんわ!!!!!好きです。rbrさんの方も好きですけど、こっちもめっちゃ好きです!!!!!これからも頑張ってくだしあ!!!!!! (2019年9月3日 11時) (レス) id: 16501d6f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月雛 | 作成日時:2019年8月18日 2時