#29 ページ29
用意が整った私はオスマンさんと1階に降りた
ut「かっわい…」
shａ「目の前に天使いるんだけど〜」
rｂ「か、可愛ええと思う、凄い好き」
tn「似合ってるでA」
「えへへ、ありがとう！」
mn「じゃ、そろそろ行きや」
時計を見ると時間の15分前
玄関まで送ってくれたみんなに挨拶をして家を出た
その声は少し、寂しさを残した
もう二度と会うことはないんだろうな
さよなら、楽しかった
大好き
小さく呟いて約束の山への道を進んで行く
tn「Aっ！！！！！！」
私の名前を呼ぶ声がして後ろを振り向けば何か言いたげな顔をしたトントンが立っていた
「トントン…？」
tn「幸せ、掴むんやぞ」
優しく微笑んだトントンはすぐに走って戻ってしまった
「…うん、掴むよ」
きっともう戻ってこない
それでもこの家の温かさはきっと忘れないんだろうな
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「お待たせ！」
既に待ち合わせ場所で待っていたゾムに声をかけるとゾムは嬉しそうに駆け寄ってきた
zm「浴衣の色！てかめっちゃ可愛ええな、天使？」
「ゾムに合わせて緑にしたんだ！天使じゃないwww」
可愛いと言い続けてくれるゾムの格好はいつもと変わらなかった
zm「じゃあ、行こうや」
流れるようにスムーズに私の手を取って進むゾム
その指にはしっかりと指輪が付けられていた
zm「にしても人多いなぁ…うっかりぶつかったら俺消えてまうわ」
「なら、人少ないところ行こ！」
この辺でお祭りはこの一回しかないから、人の多さは物凄い事になるのだ。
二人でなるべく人の少ないところに移動しながら話した。繋がれた手は何があっても離さないように。
「お腹すいてきたね」
zm「この辺り人が少ないから出店も少ないんやなぁ」
「行ってみる？」
zm「うーん…」
人が少ない所にある出店はほとんど制覇してしまって、かなり食べるゾムからしたら物足りなさそうだった
人が沢山いる所に行くのはデメリットがあるが向こうに行った方がきっと、お店は沢山あるだろうな
「…どうする？」
zm「せやなぁ…Aはどうしたい？」
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かみぶくろ - 初めて小説で号泣しました…emさんの好きな人ってスキマ妖怪の人ですか？！気になるぅ… (2021年4月29日 19時) (
レス) id: 0442811e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 部屋で一人で見てたんですが、泣きました。×××。で二人幸せになってほしいな。 (2020年5月14日 20時) (レス) id: 62683d4e75 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパー - え、好きです。 めっちゃ好きです！ 近くに友達居たんですけど、部屋出てった瞬間涙が溢れでてきました。 終わり方AもBも好きです！ ×××。も素敵でした！ (2020年4月27日 15時) (レス) id: 33077900eb (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - secret zoneの君がくれたものが合いそうな作品だな･･･とにかくいい作品でした！ (2020年4月23日 10時) (レス) id: 39e636922e (このIDを非表示/違反報告)
彼方。 - 泣いた。は??泣いt(((( 何か物事全部うまくいくわけやないんやなって思いました…大切な人との時間はその人以上に大切にしなあかんわ!!!!!好きです。rbrさんの方も好きですけど、こっちもめっちゃ好きです!!!!!これからも頑張ってくだしあ!!!!!! (2019年9月3日 11時) (レス) id: 16501d6f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月雛
| 作成日時：2019年8月18日 2時
