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「…ねえねえ光ぅ…」
「うっわきもちわる…」
「ねえ、ひどくない？」
「はは、冗談だよ」
俺のねこなで声をきもちわるいと言われてその挙げ句、冗談だよっていったときの目が笑ってないのですが…
最近、回りの態度がひどすぎない！？
「そういえば、高木と有岡がコーヒー買いに行ったっきり帰ってこないけどいいの？」
「ほえ？」
いなかったの！？
「天才八乙女の推理によると、二人は屋上にいると思うよ」
「そ、そうなの！？」
「予想だけどね。自動販売機の方じゃなくてエレベーターの方に向かうのを見たからね。」
それをきいた瞬間立ち上がって
下手な、コーヒー飲みたいなという演技をしたあとエレベーターまで走った。
ゆっくりと上がっていくエレベーターがもどかしい。
やっとのことで屋上につくと、ドアに手をかけた。
すると誰かの声がきこえた。
大ちゃんの声かどうかはわからないけれど、これがよくある少女漫画の盗み聞きシーンかと、一人で感動した。
「…言いたいことがあって」
少しドアをひらいて覗いてみる。
…やっぱり。
認めたくなかったけれど間違いなく、あの身長は小さくても、頼りがいのありそうな背中は有岡だった。
「俺、ずっと高木が好きで…その…」
「有岡くん…」
「俺…俺…ｯ」
「有岡くん…ごめん…俺、彼女いる」
有岡がフラれた。
その結果にたいして、喜んではいけないのに喜んでしまっている。
「あ、えっと、俺、仕事戻るね…うまく言い訳しとくから…涙、ふいてね？」
「あ…わかった、ありがとな！」
声が震えていた。
あ、やべ。高木来た。
俺は咄嗟に回りに無造作に置かれていた段ボール箱の中に紛れた。
高木は気付かなかったようだ。
俺はスマホで有岡に電話をかけた。
そこからきこえてくるのはいつもの有岡の元気な声。
『もしもし〜せんぱいですかぁ？』
「…ｯ。」
『すぐ仕事もどりますから大丈夫ですよ〜？』
「有岡…ｯ」
あぁ…痛いな…らしくないな…
「俺に弱いところ見せてよ…」
俺はドアをあけて有岡にかけより後ろから抱き締めた。
「せ、せんぱい…」
「俺じゃ…ダメ？」
「…せんぱ…俺…フラれちゃいましたよお…。」
有岡は俺と向き合い正面から俺を抱き締めた。
そして俺の胸で泣いた。
やっぱり、有岡は有岡だった。
ただ、人に伝えることが苦手な男の子だった。
続く (更新停止中)
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やぶありLOVE(プロフ) - 更新お願いします！ (2019年12月17日 10時) (
レス) id: 860a630a63 (このIDを非表示/違反報告)
AD0415(プロフ) - 萌愛さん» はい！もっと頑張ります！よければ更新を楽しみにしていてください！ (2017年11月24日 22時) (レス) id: 31f4aec87e (このIDを非表示/違反報告)
AD0415(プロフ) - あぽろさん» わー！ありがとうございます！もっともっと頑張ります！ (2017年11月24日 22時) (レス) id: 31f4aec87e (このIDを非表示/違反報告)
萌愛(プロフ) - このお話面白いです！更新頑張ってください。 (2017年11月24日 20時) (レス) id: bcb05ef821 (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ(プロフ) - 昨日から読ませていただきました！いのありすごい好きです！更新楽しみに待ってます！よろしくお願いします<(_ _*)> (2017年11月21日 22時) (レス) id: 45c25e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AD0415 | 作成日時：2017年11月19日 23時
