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episode17 ページ18

沖「まぁつまり、早いとこ決着つけねェと春には嫁入りになっちまうってことだろ?」


貴「そうです。許嫁の方も、その御家族の方もとても良い人なんです。でも、人生を共にしたいかと言われたら違います」


沖「人生とまで言いやすか、スケールでけえ」



棒読みで言う沖田さん。


彼に相談をしてどうにかなるかは分からない、けれどもどうにかしたいのです。



貴「だって、1度あちらに行けば帰って来れなくなります。沖田さんとももう遊べなくなってしまうのですよ?」


沖「遊び相手が居なくなるのは困るねィ」


貴「本当にそう思っていますか?」



彼に聞こえるか聞こえないか位の声で呟いてみた。


沖田さんと居ると本当の自分を出せる気がする。


改めて、本当に楽しい、そう思える。



沖「思ってるぜ。それにアンタはそこら辺の金持ち坊ちゃんにやるには惜しいぜ。庶民派はなかなかいねぇからな」


貴「沖田さん……。私、沖田さんともっと早くに知り合っていたかった。そうしたら、何かが変わっていたかもしれません」



それを言い終えた途端に、沖田さんの人差し指が私の唇に触れる。


その瞬間、鼓動が早くなり、頬に熱を感じた。



貴「沖田さ……」


沖「総悟。この際敬語はいい。せめて名前で呼べ」


貴「そ、総悟……」



彼の眼差しはとても真剣で吸い込まれてしまいそうだった。


私は絞り出すようにして声を発し、彼の名前を口にした。



沖「良く出来ました」



私を馬鹿にするように言ってくる彼。


それよりもどうして突然あんなことを。


私が苗字で呼んでいること気にしていたのかしら……。


そんな事を考えている間も、胸のドキドキは収まらなかった。

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設定タグ:沖田総悟 , 銀魂 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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アカネ(プロフ) - りりぽん♪さん» ニコルさん!お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノこちらの作品は完結しましたが、掛け持ちの方を頑張っていこうと思います!ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年2月28日 10時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
りりぽん♪ - (元ニコルです)面白かったです!(*´▽`*)/会話の雰囲気とかまんま銀魂で流石アカネさんだな~と思いました!(笑)これからも頑張ってください! (2016年2月28日 0時) (レス) id: bd5f2bd347 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - お豆腐さん» コメントありがとうございます!ファンだなんて、、!嬉しすぎます(((o(*゚▽゚*)o)))楽しんでいただけてよかったです!これからもよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2016年2月11日 21時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - リズさん» コメントありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても嬉しいです!最後まで読んで下さり本当にありがとうございました! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐 - 最後の最後までよかったです!!ファン第1号としてこの作品読めて本当に楽しかったです!!素敵な作品ありがとうございました!!!次また作品作るときは必ず見ます!!( ^∀^) (2016年2月11日 13時) (レス) id: fa094e41b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカネ | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/putisannpuru/  
作成日時:2015年12月8日 22時

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