【ダイヤのエース】中二病少女と不思議な恋 Ⅱ 〈小湊亮介御幸一也〉 (ページ29)

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74話ページ29

「あぁぁぁ！！！ラストぉぉぉ！！！」

沢村「うぉぉぉぉぉ！！！」

御幸「Aには女子としてもプライドねぇーのかよｗｗ
　さぁ～て、俺もやるか。・・・おい、降谷行くぞ。」

降谷「・・・はい。」

A＆沢村「「終わったぁぁぁぁー！！！！」」

「はぁ、はぁ、・・・。」

沢村「はぁ・・はぁ・・げほっ・・はぁ・・・」

グラウンド20周・・・一度でもスピードを落としたら1周追加のメニュー・・・。
でも、沢村が居たから走り切れたのかな・・・。

だって、自分に負けた姿、後輩に見せる訳にはいかないじゃん。
こっちだって、一応先輩だからさｗ

「大・・丈夫・・？」

沢村「・・・うっす。」

「よし・・。ブルペン行くぞ！！」

沢村「おぉ！！」

正直、僕が女だからって理由で練習に参加させてくれなかった学校はあった。
でも、ここは違う。

マネージャーにしても、女にしても、チームとして、平等に見てくれる。

3年生の先輩も・・。

だから、全力で応えるしかない。

試合に出られないから・・・。

教えるしかない。

僕の持ってる技術すべて、沢村に・・・

エースになってもらうために！！

僕と男子を比べるのは間違ってるとは思うけど、僕には僕なりに考えてプレーしてる。

今、1軍メンバーは死ぬ気で監督にノックをしてもらってる。

僕も・・・・

そのくらい、本気で・・・

沢村に向かっていく。

「いいよ！来い！！」

沢村「うおぉぉぉりゃぁぁ！！！！」

バッシィィィン！！！

「ナイスボール！今のストライク入ってたよ！！」

沢村「マジっすか！？」

「うん！もう一球！！」

沢村「はい！」

パッシィィぃーん！！

「ＯＫ、ＯＫ！！でも、前より足、上がってない。疲れもあると思うけど・・。」

沢村「はい！！」