煉獄さんside ページ8
宇随とAを見送り 自室に戻る。
子供の頃、母上に連れられ 父上がお世話になっている藤の紋の家にお邪魔したことがあった。
年端も行かない女の子が 父親と一緒に隊士の世話をしていた。幼心にも、彼女の にこやかに 健気に隊士に接する姿が とても愛らしいと思ったものだ。
ずっと忘れていたのに なぜ突然思い出したのかは分からない。あの時の少女とAの雰囲気が似ていたからか…あの少女は今どうしているのだろうか？「強い剣士になって君をもらう」など、子供の頃の話とはいえ、我ながらよく言ったものだ。
ただ宇随の言う通り 俺の他人への認識はかなり大雑把だ。名前が初対面と言うのなら、きっとそうなのだ。
考えても仕方のないことは考えるな
今は 彼女の為にできることをしてやろう。
人脈を思い巡らせながら 何人かに手紙を出した。
暫くして返事がきた。月の呼吸の育手がいるらしい。きっと名前なら最終選別など すぐに突破できるだろう。だが入隊してしまえば過酷な任務もある。鬼殺隊となることが彼女にとって幸せなことなのか 疑問に思いながら 宇随に鴉を飛ばした。
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猫巻(プロフ) - 桃平さん» 桃平様！うれしいコメントありがとうございます(^-^)煉獄さんは とにかく「かっこよく」「真っ直ぐに」を心がけてます！この先も楽しんでいただけると うれしいです( ´∀｀) (2021年7月6日 19時) (
レス) id: 509f8c3526 (このIDを非表示/違反報告)
桃平(プロフ) - ここまで楽しく読ませていただきました(*^^*)煉獄さんの気持ちが抑えられなくなってきている様子、ニヤニヤしながら読みました。弐と参もこれから時間のあるときに読み進めたいと思います！猫巻さんの文章、ことばの使い方、大好きです。応援しています(*^_^*) (2021年7月6日 10時) (レス) id: 338e350c4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫巻 | 作成日時：2021年6月8日 22時
