遊郭3 ページ37
「いいか？俺は神だ！お前らは塵だ！まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め！！ねじ込め！！」
「そしてもう一度言う、俺は神だ！！」
蝶屋敷から連れて来た隊士を遊郭に潜入させる。女の隊士を連れて来る筈だったのに こいつらは男だ…。
道中の藤の紋の家で女装をさせたが 不細工だ…。とにかく、潜入させられればいい。
「お前らを売り飛ばす前に行くところがある」
「ちょっと、あんた自分勝手過ぎない！！」
「うるせえ、善逸。先に潜入してる俺の継子がいるんだよ」
天元様と新しく潜入する隊士がお店にやって来た。
「…男の子？男娼？」
竈門炭治郎くん、我妻善逸くん、嘴平伊之助くん。三人ともセンスのないお化粧をしている。伊之助くんは素顔の方がいいような気がする。
「イッヤァァァーーー！！」
「何、この子！信じらんない！信じらんない！この綺麗な子があんたの継子？？嫁三人とこの継子に囲まれて生活してたわけーーーっ」
「っていうかー！継子だからって 男女の色々とかまで教えてないでしょうねーーーっ！いやー破廉恥っ！男の敵っ！」
「うるせえ！善逸！！てめぇら ほんっっとに不細工だな。ちっとはAを見習えよ」
天元様、この子達、男の子ですよ！
「A、さっき楼主から聞いた。すまん。大丈夫か？」
どうやら先日の揉め事は天元様の耳に入っているようだ。
「お前の馴染みの振りができるような男がいりゃいいんだが…」
善逸くんが自分を指差している。
「Aちゃんのためなら 俺、毎日ここ通うよー」
「お前、バカかぁ！Aと遊ぶのは高けぇぞ、てめぇの給料一ヶ月分なんざ、一晩で消えちまうよ！」
「げっっっ！」
善逸くんは青ざめる。
「そんなことより、奥さん達の情報は？」
「…ない」
「心配ですね…。あくまで推測でしかありませんが、鬼は客ではなく遊郭内で働いている者かと。理由は三つ。行方不明の遊女達は皆、身請けされてもおかしくない立場で危険を伴う足抜けは考えにくい事。一度決めた遊女から他の遊女に流れるのはルールに反するため これだけの遊女の元に客として短期間で通うことは難しい事。昼にも拐かされる事。」
「そうだな。だが 昼間にどうやって複数の店を移動すんだ、それが解せねぇな」
「何かの血鬼術でしょうか？」
「お前も気を付けろよ」
「はい、天元様も。炭治郎くん、善逸くん、伊之助くんもね」
「とっとと、ケリつけねえとな」
そう行って天元様達は『三浦屋』を後にした。
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猫巻(プロフ) - 桃平さん» 桃平様！うれしいコメントありがとうございます(^-^)煉獄さんは とにかく「かっこよく」「真っ直ぐに」を心がけてます！この先も楽しんでいただけると うれしいです( ´∀｀) (2021年7月6日 19時) (
レス) id: 509f8c3526 (このIDを非表示/違反報告)
桃平(プロフ) - ここまで楽しく読ませていただきました(*^^*)煉獄さんの気持ちが抑えられなくなってきている様子、ニヤニヤしながら読みました。弐と参もこれから時間のあるときに読み進めたいと思います！猫巻さんの文章、ことばの使い方、大好きです。応援しています(*^_^*) (2021年7月6日 10時) (レス) id: 338e350c4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫巻 | 作成日時：2021年6月8日 22時
