六話 愛 ページ6
師匠はかっこいい。贔屓目無しにかっこいい
最近不満に思うことがある
それは師匠の浮気だ。
…いや、別に恋人関係な訳じゃないけど
師匠は日が暮れると外に出るが決して俺と一緒に人里には降りない
この前、こんな事があった
「師匠、俺も一緒に師匠と街に行きたいです!」
「…無理だ」
即答だった
これ、怪しくない?人間食べに行くくらいなら俺いても良いじゃんって思うだろ?
俺は師匠の事大好きだし、師匠も俺の事が大好き。
ほら、俺らの仲に他の奴なんて要らないだろ?
だから俺は今日、師匠の愛を確かめることした
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昼間、友人の家に訪れた。外はもう日が暮れてる
俺は今日、家に帰らない
「A、家に帰んなくてもいいの?」
「うん。今日は泊まる」
この子は俺の友人。名前は忘れた。
この街に初めて来て一人でうろうろする俺に声をかけてきた。それでそのまま仲良くなった
俺は日が暮れる前には必ず家に戻る。
師匠が女と逢引してたとして、俺の方が好きなら師匠は俺を迎えに来てくれる。もし、俺よりもその人が好きなら迎えに来ない。これが作戦だ。
大丈夫。俺は師匠を、信じてるから
久し振りに外が暗い時間に眠る
ふと隣を見ると友人はもう寝ていた
師匠、来るかな…
俺はそう思って眠りについた
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「ぎゃあああああ」
友人の叫び声で目が覚める
「ぐっ…っあ、!」
友人は誰かに首を掴まれて足をバタバタさせながら苦しい声を上げている
俺は暗闇で慣れない目を擦った
「…師匠っ!」
来てくれたんだ
不安もあった俺はホッと息を吐いた
師匠の愛はちゃんとあった
師匠は俺を見下ろすと刀を鞘から抜いた
「師匠?」
そして、友人の首に向けて刃を降ろした
「街に出るのは…禁止だ…」
そう言って師匠は刀を鞘に仕舞って俺の腕を掴み立たせると抱き上げた
「それと…もう…此処には居られない…」
「師匠…怒ってる?」
師匠は俺の問に答えることも無く静かに友人の家を出る。その間一度も師匠は目を合わせてくれなかった
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黒死牟さんは主人公にあまり人間を殺めてるところ見られたくないから主人公を連れていかないのです
あと、黒死牟さんはめちゃめちゃ怒ってます
黒死牟さんが主人公を見つけた時主人公が友人に抱きつきながら寝ていたためすっごい嫉妬もしてます
何よりも友人が殺されたのに何も動じない主人公が怖いです…
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あんこ(プロフ) - あ、あの…ホームページの方を今読んできたのですが…占ツクのも、そちらの方も、尊くて死にそうになりました…今回の占ツクの方の更新すごく嬉しかったです。更新、無理せず頑張ってください! (2019年11月6日 1時) (レス) id: c12f380ffd (このIDを非表示/違反報告)
聡舍(プロフ) - 非常食の玲音__腐__低浮上さん» ありがとうございます!!! (2019年11月5日 18時) (レス) id: 8706bb80e6 (このIDを非表示/違反報告)
非常食の玲音__腐__低浮上 - やっぱりいいですね、、、この小説()とても好きです(白目) (2019年10月24日 21時) (レス) id: 8d59e0f155 (このIDを非表示/違反報告)
聡舍(プロフ) - にゃさん» わざわざホームページから飛んできて下さり感謝です!こちらではホームページとは内容が違いますのでこちらもホームページの方も楽しんで頂けたら幸いです♪ (2019年10月19日 19時) (レス) id: 8706bb80e6 (このIDを非表示/違反報告)
聡舍(プロフ) - 非常食の玲音さん» ありがとうございます♪♪ (2019年10月19日 19時) (レス) id: 8706bb80e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:聡舍 | 作成日時:2019年8月15日 16時